作:ハッチャン
「うっわぁ〜おっきい旅館だねっ」
「ほんとだねぇ〜」
「おい未夢。あんまりはしゃぐなよ」
「はしゃいでないも〜んだっ」
「さぁみんな旅館の方に挨拶しましょう」
全員声をそろえて
「今日からよろしくお願いしまぁ〜す」
「じゃぁ最初に部屋に荷物置いてまた集合しましょう」
未夢、ななみ、綾、クリスの部屋...
「部屋もおっきぃんだねぇ〜」
「見て見てななみちゃん、クリスちゃん、綾ちゃん!窓からの景色最高だょぉ!」
「ホントですわ。紅葉が美しいですわね」
(彷徨たちは...どこの部屋なのかなぁ...)
「ところで、彷徨くんと三太くんの部屋はどこですの?」
「たしか...隣だったょね?ななみちゃん」
「そうそう!隣だよ!今から行ってみない?」
「おっじゃましまぁ〜す!」
「あれ?ここは狭いんだねぇ」
「オレたちは3人部屋なんだ」
三太が何故か得意げに言っている
「彷徨と三太くんと、あと1人は?」
「やぁ、未夢っち〜」
「望くんか...」
外で集合の合図の笛がなっている
「彷徨たちっ!集合の笛がなってるよ!」
「おぅ!スグ行くよ」
「今日はもう夕方なのでこれからの時間は自由とします!寝るもよし、京都の街に出かけるのもよし!ま、でも明日から2日間は自由行動だから部屋でゆっくり過ごした方がいいかもしれないわね。じゃ、夜ご飯は6時30分だから遅れないようにね」
「自由だって〜どうする?ななみちゃん、綾ちゃん、クリスちゃん」
「とりあえず寄るご飯までは部屋でゆっくり過ごす?」
「うんうん」
「明日は自由行動ですしね」
「じゃぁそうしよっ」
未夢、ななみ、綾、クリス部屋に戻る。と、そこへ三太がやってくる
「光月さんたち〜」
「あ、三太くんだ」
「どうかしたんですの?」
「今日は旅館で舞妓さん観賞があるらしいぜ!」
「まぁ、舞妓さん!?見たいですわ」
「自由に見ていいらしいから、オレたちと観にいかない?」
「行く行く〜」
「じゃあ9時にロビーで」
「もうおなかいっぱいだね〜」
「食べ過ぎてしまいましたわ...」
「未夢、今何時っ!?」
「え〜っとねぇ、8時50分だよ」
「そろそろ舞妓さん観賞の時間だね」
「行くとしますかっ」
「遅ぇぞ、お前ら」
「彷徨くん、黒須くん。こんばんは、ですわ」
「あ、あぁ」
舞妓さん登場
「わぁ〜舞妓さんって綺麗だねぇ、彷徨っ。私も綺麗になりたぁ〜い」
彷徨は思った
(十分だって///)
「お前も案外着物とか似合いそうだな」
彷徨、ペロッと舌を出す
未夢顔真っ赤になる
(何言い出すかねぇ、この人は...///)
「な、なによ?///ふつーに似合うもんっ」
「未夢ちゃんと彷徨くんがあんなに近くで見つめあって話してる...『舞妓さんって綺麗だなぁ』『未夢、お前の方が綺麗だよ...』『やだ、彷徨ったらっ』そうやって...そうやって...ふたりで愛を確かめあうのねぇぇぇ―――」
未夢、急いで彷徨から離れる。ななみと綾、その様子を見て話している
「あぁ〜あ、またクリスちゃんが暴走しちゃったよ...」
「せっかくいい雰囲気だったのにねぇ?」
「ま、まだまだチャンスはあるさ」
「よかったなぁ〜舞妓観賞。なぁ彷徨」
「あぁ」
「ま、彷徨は舞妓さんより光月さんの方見てたんだろ?」
「バーカ三太っ///」
「はは...彷徨は素直じゃないんだから」
「じゃぁね、男子諸君おやすみぃ〜」
「おう、おやすみぃ〜」
「未夢っち〜ななみちゃんに綾ちゃんにクリスちゃん、いい夢を〜♪」
「ど、どうも...望くん...」
旅館で舞妓さん観賞。
私が経験したことですわ((笑))