作:とっちゃん
「でっきたぁ!!!」
西園寺に未夢の声が響き渡る。
−できたのか・・・・。
んじゃそろそろ行こう−
彷徨は起き上がった。少し休んだおかげで、
冷静さを取り戻す事が出来た。
「彷徨彷徨彷徨彷徨彷徨!!!!」
彷徨がちょうど上半身を上げたとき、未夢は彷徨の部屋にきた。
「なんだ?」
「できたできたできたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」
差し出すその手には料理があった。
そう、『食べ物らしきもの』ではなく『食べ物』だった。
「じゃ、さっさとくおーゼあぁ腹へって死にそー。」
「彷徨。どうおいしい?」
「ああ、以外にうまい。」
「以外とはなによ以外とは!!」
未夢が作ったのは
カボチャのグラタン、カボチャサラダ、すいーとぽてとのカボチャ版ete
『・・・がぼちゃ』とゆうものだった。
「じゃ、未夢。洗物はよろしく!!」
「えぇ〜〜なんでよ。彷徨やってよ〜〜」
「おれはこれ」
と人差し指を見せる。
「あぁ、忘れてた。はぁーい。」
「なーんてな。うち食器洗濯機になったから、入れてせっとするだけだよ。」
「なあぁんだぁ。それをさきにいおうよぉ」
「さきにいったらからかいがいがないだろう」
「ひっどいなぁ!」
「はいはい。さっさと終わらせようぜ」
がしゃ、 がしゃ、
「ほい、これで終了。」
彷徨がスタートボタンをおした。
ういいいん。
「ね、彷徨ルゥくんとワンニャーの使ってた部屋。見たい。いい?」
「んじゃ、行くか。」
ガラッ
「ここも変わってないね・・・・・・・」
「思い出があせない様にいっつも掃除してるんだから当たり前だ」
すると ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「!!なにこの音。」
「さ、さぁ?もしかして、宇宙から何か来た??」
「星矢君たちかな?」
「取りあいず外に出てみよう」
「うん。」
2人はいっせいに走り出した。
ダダダダダダダダダダダダダダダ バッ
上を見上げると車??
「「あっ!!!通販星???」」
そう、宇宙から来たのは、通販星の人〈?〉だった。
「えー。まいどありがとうございます。
お届けものです」
箱が四つ
「ではこちらに確認の声を」
「もらいました。」
「ハイ。ありがとうございました。ではまた」
さっさと戻っていってしまった。
「ね。中はいって早く開けてみよ。」
「そうだな」
2人は二つずつ荷物を持っていった。
「じゃ、まずこれ。」
一番大きい荷物を手にとる。
がさがさ。。
「「あ!!!」」
ふたりは中に入っていたものをみて、思わず声を出した。
「ル、ルゥくんのユーホーだ。」
「手紙があるぞ。」
ガサッ。あけてみるとスタートボタンとストップボタン。
「なんだこれ?」
スタートボタンをおしてみた。
ボォゥン
「きゃっってへ?」
出てきたのはワンニャーの映像。
「わんにゃ・・」
「未夢さん。彷徨さん。お久しぶりデス。」
未夢が「ワンニャー」と言い終わる前に
その映像がはなし始めた。
「お二人がそろった時に届くように頼んでおきました。ワタクシとルゥちゃまは元気に暮らしていますよ。ルゥちゃまのユーホーは、お2人に差し上げます。そこにはルゥちゃまの発育の様子の画像を送信できますので、少しづつ送信してゆきます。良かったらみてくださいね。
まぁ、電波が届いたらなんですケド。ワタクシワンニャー頑張って、電波がなるべく届くようになったはずですので、見て下さい。それと他の箱なんですけど。。。。。」
ピッと彷徨が止めた。
「開けて見よう」 未夢もコクンとうなずいた。
あけてみると、
「携帯???」
「あ、ミニミニマシーンだ。と、あ!カボ吉さんがくれた迷路もある!!」
そこには、ピンクと青のけいたいと、ミニミニマシーンと、迷路があった
ピッ 再びスタート
「。。。箱なんですけど、ミニミニマシーンとカボ吉さんからいただいた迷路と、携帯があるんですけど。見ました??カボ吉さんの迷路はコピーですので、こちにもありますよ。そして、携帯なんですが、最新の宇宙携帯でして、ピンクは彷徨さん。。。。。てのはうそで未夢さん青は彷徨さんの携帯です。それは多分オット星にまで電波は届くはずですよ。
そこにはワタクシと通販星への番号と、ナンバーが入っています。あ、ナンバーはアドレスの事ですよ。とどいたらご連絡くださいね。」
すると懐かしい声が聞こえてきた。
「わんにゃ?」
「あ、ルゥちゃま、おきちゃいましたか。では、せっかくですからこちらへ」
「な・・に??わんにゃ?」
「いま未夢さんと彷徨さんへお手紙を作ってるのですよ」
「ぱんぱぁ??まんまぁ??」
「そうですよ。ほら〉こっちきてください」
そこに写ったルゥは未夢が、地球でかった服を着ていた。
「ルゥ・・・くん・・・・」
「この服はルゥちゃまのお気に入りなんですよ。ね。ルゥちゃま」
「あい!!わんにゃ!!」
「ではそろそろ手紙も終わりますので。また!!お元気で。
いつか、いつかきっとあのタイムカプセル四人で開けましょうね。」
フッ
とワンニャーのすがたはきえたのだった。