無題

3.

作:ロッカラビット

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「未夢〜!ちょっとどういうことなのか説明して欲しいんだけど〜。」


「未夢ちゃん、そんな大事なこと何で教えてくれなかったの〜。これはお芝居にもってこいじゃないの〜。」


「綾!違うでしょ!」


昼休み、ななみと綾が未夢に詰め寄った。

と言っても、二人とも決して責め立てている訳ではなく、顔は笑っている。

単純に噂の真相が知りたいという好奇心と、親友が別の男性に心揺れるなどあり得ないだろうという確信があるからだ。


しかし、質問された当人はポカーンと口を開けてハテナ顔。


「もう…。未夢、聞いてる〜?クラス中、いや学校中で…かな?朝から噂でもちきりなんだよ〜?って、まさか未夢気が付いてない?」


「噂?何のこと?」


「えーーー!未夢ちゃん、こんなに熱い視線を浴びてるのに…。これじゃあ西遠寺君も大変だねぇ。」


「え?彷徨?そういえば彷徨も様子が変だったんだよね〜。それと関係あるの?」


「まぁあるっちゃあるけど…。要は、西遠寺君がフリー確定!未夢に男が!って話なのよ。」


「お・お・お・おとこ〜〜〜???!!!!!!!」


思わず叫んで顔を真っ赤にする未夢。


「この様子じゃ…。」


「噂はデマだね、綾。」


「そうみたいだね。でも、何でこんな噂が出たんだろう?」


「気になる所だけど…。もう少し落ち着くまで待つしかないね。」


ななみの視線の先には、まだ顔を赤くしてあわあわしている未夢がいた。




綾ちゃんとななみちゃんの書き分け、出来ていますか?

読んでいてわかりますかねぇ?

書いている本人は、脳内再生されていますが…って当たり前ですが(笑)


こんだけ作品投稿しておいて今さらって感じですが、ロッカラビットの作品の読みやすさは5段階評価だとどれくらいなのでしょうか?

聞いてみたいけれど、やっぱりこわいからやめておこう…。


第3話ご覧いただきありがとうございました。

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