作:久保真理
朝、早くに目が覚めた。
まだ時差ぼけが残ってるみたい。
昨日は遅かったけど。
空はまだ薄暗かった。
少しだけひんやりとしてる。
仕切りから彷徨たちの方を見ずにお堂を出た。
着替えて、縁側に行って空気を思いっきりすう。
「気持ちイー」
んーと伸びをする。
まだまだ静かで、鳥のなくちゅんちゅんて声だけが聞こえる。
せっかくだから、お寺一周しようと思って、ゆっくり歩き出した。
彷徨は早く目が覚めた。
すこし冷えて、涼しかった。
せっかく目が覚めたから、瞳のところに行こうと思って起き上がる。
そっと仕切りから未夢をみると、ぐっすり眠っているように見えた。
部屋まで行って、着替えて瞳のお墓まで行った。
しゃがみこんで手を合わせた。
”昨日。未夢が家にG.Wだから来てくれたんだ。
すごくうれしい。ずっと一人だったから。
やっぱり未夢に会えると凄く力がでてくるんだよ。”
手を合わして色々な事を報告していたから、
彷徨は周りが見えていなかった。
「かーなた?」
「っ!!」
後ろからいきなり声をかけられて、彷徨はびっくりした。
「あ、ごめん。あたしもいいかなぁ?」
えへへと笑いながらぴょんぴょんと数段ある階段を上ってくる。
「え、ああ。」
そう言って少し横にずれた。
未夢は隣に来て、しゃがみこんだ。
「お久しぶりです。瞳さん。ご無沙汰してます。」
やんわりと微笑んだその顔は
お化粧なんてしてないのに
凄くキレイで
彷徨の胸はドキンと高鳴った。
かすかに頬も赤らむ。
未夢は手を合わせる。
”母さん。俺・・・・”
「彷徨・・・」
彷徨が瞳に心の中で報告をしようとしたとき
未夢がお墓を見たまま彷徨に声をかけた。
未夢は
なにか決意をしたような
そんな目をして彷徨を見た。
そろそろ告白ターイム!!ですかね。
未夢は何を言い出すんでしょうか??
話し変わるんですが、ストックが切れました(T-T)
また少し更新しない日々が始まってしまうかもです。
ラストなのにー!!
申し訳ありません。(涙
明日からまた学校です。
がんばります(5/17)