作:久保真理
2人が準備を再開すると、
「かーなたぁ!!きたぜ!」
三太の声がした。
「おう!ちょっとそこで待っていてくれ」
「未夢はここから出るなよ?」
そう釘を刺して玄関へと走って行った
玄関に行くといつもの面々がそろっていた。
「わるい。外からお堂に入っててくれないか?三太は荷物置いたら手伝って。」
「はいはーい」
そう言って5人は外に出た。
「あ、ついでに、干してある布団4人でお堂に入れといてくれないか?」
「りょうかーい」
5人の背中を見送ってから彷徨は中に戻って行った。
リビングに戻ると未夢はイスに座っていた。
「みんな相変わらず元気そうだね」
そう言う顔はどこか寂しげで、
彷徨は抱き締めたいという衝動に駆られた。
ぐっとこらえて口を開いた。
「もーすぐ三太がくる。メシ作って一緒に運ぶぞ?」
ぽんっと頭に手を乗せた
その時
「いや〜二人はいつまでたってもラブラブだねぇ」
にやにやと笑いながら三太が入ってきた。
「「なっ!!」」
そう言ってお互い顔を見られまいとそっぽを向く
その2人の顔は耳まで真っ赤だ。
両思いなのは一目瞭然。
だが、お互いがお互いを思うあまり、
また、離れて行くかもしれないという恐怖が2人の気持ちを通じ合わせることを拒む。
誰かの後押しが必要。
そう思った三太は、とある作戦を思いつく。
チャンスは今(G.W中)しかない。
更新おくれてすみません!!
学年が上がって、宿題が増えました(涙
少しづつ進めていくつもりです。
あぁ、どうやったらハッピーエンドにできるだろう・・・
(拍手をしてくださった方ありがとうございます。これを力にまたがんばっていきたいです!!)