作:朴 ひとみ
「賭け・・・?」
「ああ。」
マイッシュは話し始めた。
「と言っても、君はただ僕の行動にひっかかっているだけでいい。
いざとなったら、言うから。」
エドが驚いていると、マイッシュはエドの返事を聞かずに立ち上がった。
「メイック!!」
マイッシュは大声で話しかけた。
「?なんだぁ?命乞いか?」
メイックは冗談で言ったつもりだった。
しかし、マイッシュは土下座をして言った。
「お願いだ!マリーはどうでもいい!僕を助けてくれ!!」
マリーから涙が出た。
「マイッシュ・・・?」
「ああ、そうだ!マリーなんてどうでもいい!助けてくれ、この僕を!!」
「な・・・何を言っているんだマイッシュさん!?」
エドはマイッシュへ駆け寄った。
「嘘だろ!?まさか・・・」
「・・・本当か?」
エドの問いにマイッシュは頷いた。
エドは思いっきりマイッシュの頬を叩いた。
「ああ、そうかよ!!」
エドが叫んだ。
「そんな、大事なものまで捨てて助かりたいのかよ!!見損なったぜ!!」
マイッシュはまだ下に俯いていた。
「・・・わかった。」
メイックは頷いた。
「お前は助けてやろう・・・まだ、使い物になりそうだしなぁ。え?」
メイックはマリーに近寄った。
「ということだそうだ、お嬢ちゃん。恨むんならこのマイッシュを恨むんだな。」
マリーは後ずさりしていったが、壁にぶつかった。
「あ・・!いやぁ・・・・!!」
「さよなら、お嬢ちゃん!!」
メイックが、持っていたナイフを振り上げた。
その時、マイッシュが叫んだ。
「エドワード!今だ!」
メイックは突然のことに、後ろを振り返った。
エドが飛び膝蹴りをした。
「うわぁぁぁぁ!!」
メイックは後ろへ飛ばされた。
「てめえらっ・・・!!」
メイックはナイフを持ち替えた。
「タダじゃおかねぇ・・・!!」
エドは手を合わせた。
「それは・・・どっちだ!!」
エドは錬成して、床から大きな手を出した。
「今まで、マリーのこともあって錬成が出来なかったが・・・今なら出来るぜぇっ!!!」
手はグーになり、メイックに向かって思いっきり殴った。
「ぐほおっっっ!!」
メイックはのびてしまった。
「ふぅ・・・一件落着!!」
エドは意地悪くニヤッと笑った。
こんにちわ、朴です。
ごめんなさい、遅くなってしまって・・・。
しかも、やっと出来たかと思ったら短くて・・・orz.
さてさて、「影に隠された真実」も、次で終わりになりそうです。
いや、もうちょっと続くかも(笑)
ぜんぜんアルのこと書いていませんしね。
ではでは、また「影に隠された真実」で会いましょう!