作:朴 ひとみ
「マ・・・マイッシュなの・・・!?」
そこにいたのは、メイックと瓜二つの男だった。
しかし、身体はガリガリで怪我をいくつもしていた。
メイックが喋り始めた。
「こいつはなぁ・・・俺達の大事な大事なお仕事を盗み見してしまったから、少しお仕置きしていたんだぁ・・・」
メイックはさらに喋っていき、マイッシュの口に貼ってあったテープをおもいっきり剥がした。
「やがて、この街に大きな仕事がたくさん舞い込んできた。でも、いきなり知らない者がいっぱいきたら怪しがられるだろう?だからこの街に元々いたマイッシュに化けたんだぁ・・・
誰もが怪しまなかったぜぇ?『あぁ、マイッシュが戻ってきた』・・・・ってな。」
メイックはいきなり笑い始めた。
「そして今日で仕事は終了!!やっと別人になりきるのも終わりってわけだぁ・・・」
マリーは涙を滝のように流していた。
「なんで・・・なんでマイッシュが・・・」
エドはチッと舌打ちをした。
(マリーを守りながら・・・キツイかもな・・・)
そう思ったエドは、口を開いた。
「なぁ・・・こっちはあんたらの事を黙っといてやる。だから・・・・・」
「マイッシュを放せ・・・・ってかぁ?」
メイックはナイフを持って弄んでいたが、エドの方を向いた。
「できねぇ相談だなぁ、え?それに言ったろ?
お前はここで・・・死ぬんだからなぁ!!」
メイックはナイフを持ち替えた。
(来るか・・・・!!)
メイックの目的は分かっていた。
まず、自分を倒すより、マリーをも人質にとること。
そっちのほうが、何倍もやりやすい。
(そうは・・・・)
「させるか!!」
エドはメイックに向かって石柱を錬成して倒した。
しかし、メイックはいとも簡単にかわしていく。
「どうしたぁ!?こんなん当たんねぇよ!!」
メイックはマリーの方へ走っていく。
「キャアァァァァァァァ!!!」
エドは走っていく。
しかし、間に合わない。
駄目か、と思った瞬間予測不可能だった事が起きた。
「マリーッッッッッ!!!」
マイッシュはマリーに覆いかぶさった。
「マ・・・マリーに手を出すな・・・・!!」
それは、『マリーを守る』という強い眼を持った青年だった。
「・・・・・うるさい!!」
メイックはマイッシュを思いっきり蹴った。
「ガハァァッッッ!!」
「マイッシュ!!」
口から血が出た。
しかし、マイッシュがメイックの気を引いたおかげでエドはその瞬間マリーを逃げさせた。
「マリー・・・今、軍に行ったって混乱を招くだけだ。なんとか、ここで逃げてくれ・・・
出来るか?」
マリーは静かにコクンと頷いた。
エドはよし、と言ってマイッシュの元へ駆け出した。
「メイック!!てめぇ待ちやがれ!!」
エドは思いっきりメイックの腹にパンチを入れた。
メイックがひるんでいる間にマイッシュの方へ駆け寄る。
「大丈夫か!!?」
マイッシュはボロボロになっていながらも、まだ力強かった。
「ああ・・・・マリーをありがとう・・・」
マイッシュは微笑んだ。
「ところで・・・僕に策があるのだが・・・」
「策?」
エドは首を捻った。
「ああ・・・。乗るかい?成功率50%の賭けだ・・・」
こんにちは 又は こんばんわ! 朴ひとみです^^
えーっと、これを書いている時点でまだ策の内容を考えていません・・・。
ええ、こんなもんです。私って。
「なんとかなるさ」が口癖、しかも大体がなんとかならない・・・私です。
でも、策は絶対に考えますから!!大丈夫です^^
さぁ、今から考えなきゃ・・・。
あと、5月16日〜18日までは諸事情で書けません(汗)
「輪廻」の方も同じくです。
でも、終わったらまたバンバン書きますから!!