作:朴 ひとみ
レースが始まった時、エドは必死にマイッシュを探していた。
「ったく・・・・・。どこだよマイッシュさん・・・」
人の波は増えていて、背が低いエドは四苦八苦していた。
エドが、もうマイッシュさんはマリーの所へ行っているのかもしれない・・・と思い、戻ろうとした時。
「あっ・・・・・!」
15m先にマイッシュが見えた。
「マイッシュさん・・・・!!」
エドは叫んだが聞こえないらしく、ズンズン進んでいた。
しかし。
マリーとは逆方向に進んでいる。
しかも
(目つきが違う・・・・!!)
エドは、マイッシュにばれないようにつけていった。
マイッシュは、路地裏の奥へと進んでいった。
(こんな路地裏に何のようが・・・・。)
やがて、地下へと繋がる階段が出てきた。
マイッシュはそれを使って地下へと進んでいく。
エドも、降りていった。
中には、倉庫みたいな部屋がでてきた。
マイッシュは何か、中にいる人と話しているようだった。
(くそっ・・・・。ここからじゃ聞こえない・・・・・!)
エドはばれないように近くへ進んでいった。
「・・・・ちゃんと届けたか・・・」
ぼそぼそとマイッシュが何か言っている。
「もちろんでさぁ、ボス・・・。ほら、受取金もここに・・・。」
「ふん、これぽっちか・・・。まぁいい。あいつも、金にはなる・・・。」
(・・・何の会話だ・・・?)
エドはもっと近づいた。
「新しい麻薬は?」
「今日、買い取ってきました・・・。なんでも、最高級のやつやしいですぜ・・・。」
(麻薬!!?)
エドは驚いた拍子に、近くに置いてあったバケツを倒してしまった。
「!!? 誰だ!!」
マイッシュはバケツ近くに向けて発砲した。
「そこにいるのは分かっている!!出てこい!打つぞ!」
「・・・じゃあ、しょうがないよなぁ・・・」
エドは、素直に出てきた。
「エド・・・・ッ!!」
「まさかあんたがこんな事しているとはな・・・・」
エドがマイッシュを睨みつけた。
しかし、マイッシュはフッと笑い、
「君の話を聞こうと思わないよ。だって君は・・・・」
マイッシュがすばやい動きで拳銃をエドに向けた。
「ここで死ぬのだからね!!」
エドは、近くにあったボックスに身を隠した。
「へっ・・・。もう一つのレースの始まりだな!!」
エドは右手を機械鎧(オートメイル)から刃に変え、マイッシュの元へと駆け出して行った。
第四話、出来ましたーー!!
もう、構成は出来ているので打つだけなのですが・・・
ごめんなさい、私、打つの遅いんですよ・・・。
そして、手も疲れやすいし・・・。
キーボート見ないで文字が打てる人って、本当に尊敬します・・・・!