作:朴 ひとみ
二人が自己紹介していると、エドが出てきた。
「アル〜?」
「あ、兄さん。」
エドが寝ぼけ眼で、マリーを見つめた。
「あ、昨日の・・・・。」
「マリー・セントラーよ。」
マリーがエドに、にっこり笑いかけた。
「あぁ、俺はエドワード・エルリックだ。・・・・・って、あれ?お前らもう、仲良しこよし?」
エドが、アルとマリーを交互に見つめた。
「うん!兄さんが遅くまで寝ているからだよ〜。」
「あっ!お前言ったな!」
エドたちが言い合い、マリーがそれを聞いて笑っているとマイッシュがうしろから声をかけてきた。
「おや、マリー。もう友達になったのかい?」
「ええ、マイッシュ。」
マイッシュが来た。
「やぁ、おはよう。」
「あ、おはようございます!」
エドとアルがあいさつをした。
「怪我は・・・大丈夫ですか?」
アルが心配そうに聞いた。
するとマイッシュは、苦笑いしながら言った。
「あぁ・・・・・。もう立てるようになったけど、まだちょっと痛いかな・・・」
「す、すいません!!」
「ははは、いいんだよ。それより、レースをよろしくね。」
それを聞いて、エドは質問した。
「あ、そのレースっていつ?」
エドはそのことについて、ずっと思っていた。
あんまり遅いと、旅にも支障が出てしまう。
「あぁ、今日だよ」
「「・・・・・・・は?」」
アルとエドの声が重なった。
「今日よ?知らなかったの?」
マリーも言った。
「「何ぃぃぃぃっっっっ!!」」
エドとアルの声が宿の中を響き渡った。
「・・・・・知らなかったの!?」
マリーが驚きながら言った。
「え!?僕、明後日とか思っていたんだけど・・・・・。」
「今日の正午だよ!?」
マイッシュも言った。
「え!?正午って・・・・もう11時じゃん!?」
「あ!!もう出なきゃ!」
すると、マイッシュがとある紙を渡した。
「レースの集合場所が書いてある。早く行くといい!!」
「はい!!行ってきます!!」
アルは、もの凄いスピードで出て行った。
「・・・・・・さぁ、私たちも応援しに行きましょうか。」
マリーが言った。
「そうだな。アルも喜ぶし・・・・。」
エドとマリーとマイッシュは、外に出た。
すると街には、人・人・人。
「うわぁ・・・・・」
元々人ごみが嫌いなエドは、おもわずため息をついた。
「マリー!エド!いるかい!?」
「ああ!」
「いるわ!!」
三人は、やっと応援席近くに着いた。
しかし。
「あら?マイッシュが・・・・・・・」
いない。
「まさか、人ごみにおされて・・・・・・。」
「俺、ちょっと探してくる!!」
エドが探しに行ったとき、レースが始まった。
「わぁ・・・・。」
アルは、ため息をついた。
レースの最初の道には、まず大量の虫がいる橋。
そのあとにはワニがいる川を渡り、今にも縄を使って崖と崖をとび最後にはお楽しみがあるらしい。
「やだなぁ・・・・・。」
そうアルが思っていると、レースがついに始まった。
やっと、第三話・・・・・!!
なんか、色々と長くなりそうです(汗)
でも、完結させますから!必ず!!
なんか、今回もあまり進みませんでしたね.........orz
次には、多分進展が・・・・・・できたらいいな(何)
拍手くださった皆さん、ありがとうございました!!