Wander each love

★Play THREE★

作:西光ゆな

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さて、次の任務と行きますか。
今度は、どんな風に傷つけようか・・・。


Wander each love ★Play THREE★


第一高等学校と宇宙船高等学校のイベント。
今日はそのうちのひとつ、Dance Partyがある。
これは、きれいに着飾って、とにかく話してダンスを踊るという単純なものであったが、
男子校、女子校である彼らにとっては1番楽しみなイベント。
カップルが成立する確率も高かった。



「未夢!こっちこっち。バイキングだよ!」
「ななみちゃん・・・」


ななみは相変わらず色気より食い気。
バイキングに目を光らせていた。


「これは次の演劇で生かせるわ!」
「あ、綾ちゃん・・・」


そして綾は演劇のネタ探し。
2人のペースについていけなくなった未夢はユリナを探した。











「ユリナちゃん!」
「ん?あ、未夢やないか」
「あの・・・そちらの方は?」


男に目もくれないユリナが第一高等学校の子と一緒にいた。


「え、あ、こいつは光ヶ丘望。ウチの幼馴染なんよ」
「光ヶ丘望です。あなたのように美しい方に出会えて光栄です。光月未夢さん」
「どうして私の名前を・・・?」
「有名だからね、僕の学校で。西遠寺彷徨の本命彼女だってさ」


そうだ。
彷徨といえば転入当初はプレイボーイというイメージをもたれていたから。







「自分の彼女がとられた!西遠寺彷徨っていうヤツに」



と、よく言われていた彷徨。
そんな彼がみんなと縁を切った話は1日であっという間に広まった。





「・・・未夢。ちょっと望と待っててくれる?」
「え、でも私、ユリナちゃんの邪魔しちゃったんじゃなかった?」
「いいから、望もええやろ?」
「あぁ」





ユリナは何か用事があるらしく、望に何かぼそっとつぶやいていなくなった。







「いきなりこんな事言って申し訳ないけど・・・」
「何?」



ユリナがいなくなって数十分。
全く会話の無かった二人だが、いきなり望が話しかけてきた。



「これ、すっぽかさない?」
「え、何で?別にいいじゃない」
「ん〜君の事、僕気に入ったんだよね。西遠寺くんになんかもったいない」



・・・・は?
光ヶ丘くんが、私のこと?
彷徨の彼女だって知っていて?



「でも・・・」
「2人きりでお話したいんだ。ユリナにも言っておくから」
「・・・分かった」

















(僕君のこと気に入ったんだよね)





トランシーバーから聞こえてきた声。
この声は光ヶ丘望。
彷徨は驚いた。



なぜ、未夢は光ヶ丘と一緒にいる?
しかもすっぽかす?
何処へ連れて行くつもりだ!?



傍にいた三太に


「オレ、ちょっと外いってくる」


と言って彼らを追いかけた。






















何かいやな予感がする。
未夢の身に何か災難が起こりそうな気がする。
そんな気がしながら彷徨は走っていた。








寒い寒い夜の真っ只中。
忽然と消えてしまった未夢を探しに・・・・。



・・・はちゃめちゃな文章です。
会話ばかりになってしまった!(泣)
ちなみに光ヶ丘くんはユリナとグルです。
あぁ私の書く光ヶ丘くんはなぜ損な役割に・・・?
ごめんよ、光ヶ丘くん・・・。

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