作:ゆな
「ねぇ西遠寺くん、これからどうするつもり・・・?」
「仕方ねぇ。2人でどうにかしよう」
I lost my Heart 〜4〜
宝晶がインドへ行ってから、未夢と彷徨はしばらく呆然としていた。
すると、彷徨がいきなり笑いだした。
「あははは、光月でも呆然とする事があるんだな」
「なっ、あるわよ。いくらクールビューティーと言われている私でもね!」
(なんなのよ。私だって感情くらい・・・)
「そういう西遠寺くんも笑ってるじゃない」
「あ・・・」
お互い感情を出したことにおかしくなってしまった。
「じゃあ、今度こそ。ヨロシクな光月」
「うん、さっきは失礼しましたね。西遠寺くん。ヨロシク」
2人が挨拶を交わしていたとき、
変な物体とまぶしいほどの光が見えた。
そして、西遠寺の本堂に入っていった。
「ねぇ、変な物体見えなかった?」
「あぁ。見に行ってみよう」
本堂に向かった二人。
そこで見たのは・・・
UFO。
「ゆ、UFO?」
「どう見てもUFOだな」
「あ、中に誰かいるみたい」
未夢が、UFOをコツッっと叩くと中から赤ちゃんが出てきた。
「あ、ああああ赤ちゃん!?」
「はぁ?UFOの中に赤ちゃん?」
「あ〜う〜だぁ!」
未夢と彷徨をビックリさせている張本人、謎の赤ちゃんはそう発すると
浮いて、2人のほうへ寄ってきた。
「「う、浮いてる!?」」
もう、見るからに宇宙人だ。
「ね、宇宙人だよね?西遠寺くん」
「あぁ、宇宙人だ」
その赤ちゃんは未夢の髪の毛を引っ張ったり、彷徨のほっぺをつねったりで
ご満悦な様子。
「なんか、喜んでるみたい。でも、どうしよう。このコ」
「・・・警察にでも連れて行くか?」
「あ、やぁ。マンマ、パンパ!」
いきなりママ・パパ発言。さすがにビックリした。
「ママ?」
「パパ!?」
「だぁーい!」
「「何でなんだぁ!!!!」」
思わず叫んでしまった2人。
今日は調子が狂ってるんじゃないか?2人とも((作者が言うな!))
あ、スミマセン。
当然2人は慌てる。
「なぁ、オレたちは両親じゃあないんだぜ?」
「そうよ、赤ちゃん。私たち違うでしょ?」
「マンマ、パンパ!」
・・・しかし。いくら優等生2人が説得しても赤ちゃんには通用しない。
第一に2人がどういう人間かすら分かってないんだから。
「ど、どうする?このコ。私たちの事誤解してるみたい」
「そうだな・・・。あ、なんか付いてるぞ、涎掛けに」
ふにっ。
「うっ、感触わるい・・・」
「ふにってしてるわね」
すると・・・
「ハ、ハックッション!」
変なさわり心地のマスコットがいきなり大きくなった。
「ん?ここは、どこでしょう?あっ、ルゥちゃま!」
「あっ、ワニャ!」
2人(1人と1匹か?)の世界に入ってしまっている。
変な生き物登場に、困惑する未夢と彷徨。
「一体なんなの!?」
やぁ、みんな!4話UP成功(!?)
成功じゃなくて、しました。
予定ではルゥとワンニャーを出さないはずだったんですよ。
でもやっぱりだぁ!にはこの2人が必要という事で、出すことにしました。
クールビューティーみゆちーのはずが・・・(泣)
まぁいっか。
それでは!