I lost my heart

〜9〜

作:西光ゆな

←(b) →(n)


「はぁい!今年もやってきました!演劇大会です!」

あ、綾ちゃん・・・


I lost my Heart 〜9〜







私の親友綾ちゃん。普段はおとなしくていい子なのに、演劇になると人が変わっちゃうんだよね・・・。





時は2月。四中の3大イベント、美少年コンテスト・文化祭・そして、今回の演劇大会。演劇と言えば綾ちゃん。ついにこの季節がやってきちゃった!





「それで、今回はくじ引きにより【アラジン】をやることになりましたっ!」






アラジンか・・・。あれって感動するよねぇ・・・。

と未夢がしみじみ思っていたとき、






「配役は、こっちで決めさせていただきました!なので、今から配るプリントを見て下さい!」




と言ったので見てみた。



すると・・・





ジャスミン役のところに自分の名前が書いてあった。




「ねぇ、綾ちゃん?なんで私がジャスミンなの・・・」
「だって、未夢ちゃんイメージにぴったりなんだもん・・・ダメかなぁ?もしダメだったら・・・仕方ないんだけど・・・でも未夢ちゃんがピッタ「分かったよ。やるから!落ち込まないで・・・」」
「ほんとっ!?」





だんだん落ち込んでいく綾を見ていられなかった未夢は思わず承諾してしまった。



そして、気になるアラジン役は・・・




「オレがアラジン!?」




声を上げたのは彷徨。それに反応してしまった未夢。





「えっ・・・西遠寺くんがアラジンなの?」
「だって、最近2人息ぴったりだしいいかなぁって思ってさ」






・そんなんで決めていいのか綾ちゃん・・・
・いいから、いいからゆなちゃん気にしないで!





「さて、今日から演劇大会まで3週間。頑張りましょう!未夢ちゃん、ラストシーンは家で練習してきてね(ボソ)」
「へっ・・・?」




未夢が台本を見るとラストの所に、キスと書いてあった。




「な、なな何でこんなことしなくちゃいけないの?」
「だって、見所なんだよ!ここは逃せないんだから!!!」




もう、綾の暴走は止められない。そう感じた未夢は仕方なく彷徨に相談した。




「西遠寺くん・・・どうしよう?ココのシーン」
「・・・、無理してつけなきゃいいだろ?よく俳優が、口スレスレのところにとかあるじゃん・・・」
「あ、そっか」




2人が納得した結果にたどり着いたと思った。が・・・







「口スレスレはダメ!ちゃんと正真正銘のやって!」





と言われてしまったのだった。





「わ、私のファーストキスをなんで西遠寺くんに奪われ(?)なくちゃいけないのよ!勘弁してよ、綾ちゃん!」





さて、波乱の演劇大会はどうなるのやら・・・それは次回!



あぁ、性格崩れてきてる・・・。
初期設定はどこに行ってしまった!

今はちょっと、違う方向に頭がいってるので
だぁ!はスランプ気味・・・・。

ブログで7月末にと書いたけど、終わるのかなぁ。


さて、次回は未夢が大変な事に!

←(b) →(n)


[戻る(r)]