作:水上うらら
静かに流れる 時間の中で
・・・溢れ出してゆく 涙
・・・止まらない。
もぅ・・・・・・さよなら・・・なの・・・?
西遠寺。
走って帰ってきた。
いつもの顔・・・出来てる・・・かな・・・。
そぉっと扉を開ける。
「あ、未夢さぁんっ おかえりなさぁい!」
「ワンニャーっっ!!!た、ただいまっ」
「あれ?彷徨さんは??」
「も、もうすぐ帰ってくるよ・・・たぶん・・・。」
「そうですかぁ〜・・・じゃ、着替えてくださいねぇ〜〜」
「う、うん。」
早足で部屋に戻る。
机の上には、明日提出する、プリント。
彷徨、先帰っちゃって、怒ってる・・・か・・・な・・・・・・・・・。
でもでも、わたし、あの二人にとっては・・・邪魔なんだよね・・・?
だから、しょうがないよね・・・・・・・・・っ
バン!!! ガラッ!!
「あっ、あっ、彷徨さぁんっ!!?どうなさったんですかぁ?」
っっ!!?
な、なに・・・?
いまの、すご〜・・・・・・い音。
それに、今、ワンニャー、彷徨・・・って・・・
か・・・・・・かなた・・・?!
ガラッ!!
「きゃぁ〜〜〜〜っっ!!!!」
「うわっっ!!!・・・って、みゆっ!!!!」
「ひゃいっ!!!!」
「・・・どこ行ったかと思った・・・ちゃんと家にいたんだな・・・はぁ〜・・・」
「か、かなた・・・?」
手紙・・・置いといた・・・のに??
ん・・・?も・・・もしかして・・・
置いとくの・・・
忘れてたっっ!!!!
手に持って、帰ってきちゃったんだ・・・
確か、あの時、泣いちゃってて・・・置いておこうって思ってたのに・・・忘れてた・・・?
心配かけた。
彷徨だって、まだゆっくり、神村さんと話したかったかもしれないのに。
走って・・・・・・帰って来て・・・くれた・・・の?
かなた・・・・・・
かなたぁ・・・・・・・・・・・・・
「まったく・・・一言ぐらい書いとけよなっ・・・・・・って・・・わっ・・・み、未夢・・・?」
「ぇ・・・?」
自分では、しばらく気付かなかったけれど・・・。
頬に、何か温かいもの。
なんだろう・・・。そう思う前に、彷徨がなぜかアタフタしていた。
「うっわ・・・ちょ、みゆっ・・・ごめ・・・ごめんっ・・」
全く 訳がわからない。
なんで 彷徨は わたしに 謝っているの・・・?
「かなた・・・?・・・なにが・・・?」
「何が・・・って・・・おまえ・・・泣いてんじゃん・・・・・・・ごめん・・・」
「ぅゎ・・・ほ、ほんとだ・・・・・・か、彷徨は全然悪くないよッ・・・し、心配しないでっ!
・・・じゃ・・・着替えるから・・・ほんと、心配しないでっ・・・なんでもない・・・から。
じゃ、じゃぁねぇ〜〜」
急いで戸を閉める。
か、彷徨・・・・・・
ごめんなさい・・・心配、してくれてありがとう・・・
そ・・・っと心の中でお礼を言う。
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―ぷるるるるっ♪ ぷるるるるっ♪ ぷるるるるっ♪
「ひゃっ!!!」
―ぷるるるるっ♪ ぷるる ガチャっ・・・
な、なんだ、電話か・・・。 誰かでたのかな・・・?
ガラッ
「うひゃぁぁぁ〜〜〜〜っ!!!!」
「未夢・・・・・・あの・・・天地と小西・・・。で、電話だってさ」
「か、かなたか・・・びっくりしたぁ・・・・・・・・・」
「はい。」
「あ・・ありがと・・・」
『もしもしっ???未夢ちゃんっ!綾だよ〜♪』
『わたしもっ!!!な・な・みっ!』
「綾ちゃんっ!?ななみちゃんっっ!!?どうして・・・?」
水上うららです〜
また微妙な所で終わりましたねぇ・・・
未夢ちゃん・・・最初の方、どもり過ぎ・笑
彷徨くん・・・バン!!!・・・
扉壊れます。。焦りすぎ・・・って、当然ですかねぇ・・・?
なんかベタですね・・・あはは^▽^;
で、でゎ。。。また〜。
こんどは、また 1/2シリーズ(彷徨視点)・笑の第7話バージョンですっ