作:水上うらら
あなたと ともだちに なれるかな・・・?
「未夢、今日は絶対待ってろよなっ!」
彷徨に そう念を押されたのはほんの10分前。
今日も委員会だって。 大変だねぇ〜・・・
ふぁーあ・・・・・・
なんで こう・・・毎回毎回 彷徨の委員会待ってるじかんて・・・ねむくなっちゃうのかな・・・
んー・・・・・・
まー・・・・・・・・・いいやぁ・・・・・・
かなたがかえってくるころ・・・ おきればいいよね・・・
◇◆◇
「いいわよねぇ・・・あんな可愛い彼女。 私の彼女にしたいくらいだわ。」
「は?」
委員会中 小さな声で囁かれる神村の声。
全くわけがわからない。
いきなり、何の話を始めたんだ?
?顔のおれを見て、神村は呆れたように返してきた。
「やぁねぇ・・・西遠寺くん。光月さんのことよ!こ・う・づ・き・さ・ん!」
「なっ!」
っっっ!!!!!!
予想以上に大きい声を出してしまい、 ぱっと手で口を押さえる。
集まる視線。 にやっと笑い知らん顔する神村。
・・・・・・恥ずっ!
恥ずかしいのと、未夢の名前が出たのと・・・ それのせいでおれの顔は赤くなっていく。
生徒会長が不思議な顔をする。
「西遠寺くん?何か質問はありますか?」
「------------っっ!!・・・な、なんでも・・・ありません・・・」
そうですか?・・・では・・・ と生徒会長がもとの話に戻した。
神村は必死に笑いをこらえている。
小声だけど ・・・大きな声で神村に言い返す。
「おっ・・・おまえ!! ・・・・・・なっ・・・」
「ひゃはははは・・・・・・『なんでもありません』だっ・・・だってぇ・・・あはははっ・・・」
「神村ぁっ!」
「くくっ・・・さ、西遠寺くんがぁ・・・・・・焦ってる・・・あはっ・・・はっ・・・・・・」
「んだよっっ!!!」
こんな赤くなった顔で言い返しても 迫力ないし・・・あー・・・最悪!!
神村はやっと笑いがおさまったのか ほっと息をついていた。
「はぁ・・・お腹痛くなっちゃった・・・それにしても・・・西遠寺くんって・・・
光月さんが話に出てくると・・キャラ変わるのよねぇ・・・ なんて言うかぁ・・・
・・・・・・普通の男の子になっちゃうのよっ!見てるこっちが笑えちゃうのよね〜♪」
「なんだよ・・・最後の♪マークはぁ・・・」
「べっつにぃ〜↑↑?なんもっ?・・・あ、ほら、もうすぐ委員会終わるわよ!
よかったわねぇ〜今日は珍しく早く終わったわ〜♪
・・・・・・愛する彼女に会・・・・・・・・・」
「わかったから早く前向けっ!!!」
「はいはい♪・・・・・・・・・うふふ・・・」
完全にからかわれている。・・・・・・悔しい・・・
「では 解散です。あーっと・・・西遠寺くんは〜終わったらちょとここに残ってくださいねっ」
はぁ!? そう言いそうになるのを急いで止める。
せっかくすぐ未夢に会えると思ってたのにっ!!・・・///
隣では神村が笑いをこらえている。
む か つ く っっ!!!
だからこいつは苦手なんだっ!
「あはっ・・・あははははっ・・・・・・こういう時に限って・・・・・・あはっ
・・・・・・・・・ふぅ・・・じゃあ・・・私 先に光月さんのところに行ってるわね♪」
「未夢の?」
「うん。一度喋ってみたかったの〜・・・先行ってるわ!早く帰ってきなさいよ〜?」
「わかってるよ・・・・・・・・・はぁ・・・」
じゃねん♪と手を振って出て行く神村。
おれは しょうがなく生徒会長のところへ。
・・・・・・なんでおればっか・・・
ど――せまた『○○のレポート書いてきてくれますか?』とかさっ・・・
それっくらい自分でやれよなーっ・・・・・・
はぁ・・・・・・・・・
◇◆◇
やっぱり『彼女』は教室で待ってるのかしら?
2年1組よね・・・ 2年1組 2年1組っと・・・
ちゃんと話すの初めてだわっ・・・
そんな事を頻りに考えながら廊下を走る。
そっと教室の扉を開ける。
「失礼しま〜す・・・・・・あら・・・」
ぱっと 目に入ったのは 眠る光月さんの姿。
思わず口元が緩む。
可愛いなぁ・・・私の彼女にしちゃいたいわ♪ ・・・なんてねっ
そんなことしたら西遠寺くんに怒られちゃうわっ 怒られるじゃすまないかもね〜・・・ふふっ
眠る彼女の 隣の席に座る。
「んん・・・・・・・・・?」
「あっ・・・・・・起こしちゃった・・・・・・ごめんねっ」
椅子を引く音。・・・それで起こしちゃったかしら。
「へっ・・・・・・か、かみむらしゃん!!?」
「光月さん、おはよう♪ あっ・・・西遠寺くんならもう少しで来るわよっ
それまでお話ししてましょ♪」
「ぇっ・・・・・・・・・あっ・・・・・・う、うん!!」
◇◆◇
ここは・・・・・・ 夢の中?
わたしは砂浜で座って 海を見ていた。
照りつける太陽。
雲ひとつない青空。
穏やかな波音。
隣には いつも 彷徨が・・・・・・・・・
がたっ・・・
夢のものじゃない音。
なあに? なんなの?
そう 彷徨に問い掛けてみる。
隣にいる彷徨が なにがだよって 笑う。
全てのものが 水彩画のようにになってゆく。
消えゆく夢の名残を見届けてから
・・・・・・・・・わたしは そっと目を開けた。
「あっ・・・・・・起こしちゃった・・・・・・ごめんねっ」
まだ ぼんやりしてる頭に響いた きれいな声。
この声 聞いたことある・・・
「へっ・・・・・・か、かみむらしゃん!!?」
「光月さん、おはよう♪ あっ・・・西遠寺くんならもう少しで来るわよっ
それまでお話ししてましょ♪」
「ぇっ・・・・・・・・・あっ・・・・・・う、うん!!」
ここに 何で神村さんがいるのかなあ・・・?
間近で見たの 初めてだけど。
やっぱりきれい・・・・・・
一つひとつの仕草とか
にこっと笑う横顔とか
日に透ける さらさらの髪とか・・・・・・
「なぁに?私の顔に なんか付いてる?」
そういい顔をこする神村さん。
み、見とれちゃってたよぉ・・・//////
「い、いえっ!なんでもないですっっ!!」
「そう?・・・・・・あ、敬語なんか使わないでいいわよぉ〜
私のことも、〔神村さん〕じゃなくて呼び捨てが良いなぁ♪」
「侑子・・・ちゃん?」
わたしがそう言うと 侑子ちゃん・・・・・・はくすっと笑った。
「ど、どうしたの?」
「なんか、嬉しいなぁって思って。わたし、光月さんと・・・
・・・あ、私も、〔未夢ちゃん〕って呼んでも いぃ?」
「うんっ もちろんだよー」
「ありがとっ♪ ・・・私ね、ずっと未夢ちゃんと喋ってみたかったの。
だって〜、可愛いし〜、有名人だし〜・・・・・
・・・・・・何よりあの西遠寺くんの彼女!
私のクラスでもあなたの事が話題にのぼるわよ♪」
「かっ・・・・かわいくなぃょ・・・//////」
わたしがそう呟いた瞬間,教室のドアが勢いよく開いた。
◇
投稿は久しぶりな水上うららですよ〜
『10years』(しかも ∞)(しかもしかもafter that)と聞いて、みゆかなのラブA話と思った人。
す、すいません・_・;
どうしても消化しきれてなかったので・・・ちょっと書いて見ました♪
あきらめきれずに投稿♪うけけ(?
after thatの意味は『その後』です!・・・見ればわかりますよね・・・すいません。。
ブログでも書いたし、自分で言うのも・・・ですが、神村さん大好きなのです♪
自己満足な小説ですいません。。
これは10yearsの番外です・・・次で終わる予定。どうぞよろしくお願いします〜
あ、ちゃんとHIDE AND SEEKもUPするですよ!
あっちはほんわかな話になりそうな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・予感・・・。
予感・・・・・・・・・・・・・・・・・・(あくまで予感
あは♪・・・笑ってごまかします^▽^;
でゎ〜〜〜♪