作:とっちゃん
お願い!!
間に合えー!!
間に合ってー!!
友達は誰かに話しかけられた。
「?どうしたんですか?」
「や、え・・と、迷子になっちゃって《汗》」
「・・・」
少し考えてから、言った。
「では、受付に行きましょう。そうすれば分かるでしょう」
行きましょうと、手を差し出した。
「あ、はい!!ありがとうございます」
そういってその手を掴んだ。
「梗牙くん?!」 「十萌?!」
その通路に入るときふたりは一緒になった。
「「ま(っ)てー!!」」
友達は手をつないだひとと歩いていく。
あれはどう見てもお客だろう。
部屋に連れて行かれたら大変だ。
だから二人は叫んだ。
そのお客は止まった。
その肩をぐいっと梗牙がひっぱり梗牙のほうに顔を向けさせる。
その顔を殴ろうとする。
十萌は蹴ろうとしている。
そのお客の顔が見えた。
州南さんだった・・・−−−−
梗牙の動きが止まった。
「十萌っダメだ!!」
十萌も気づいた。が、
「無理ー!!止まんないー!!」
勢いをつけた十萌は止まらない。止まれない。
どうしようもなく突っ込んでいく。
「十萌っ」
ばっと抱きついた。
押し倒す。
州南さんは蹴りを食らわなかった。
そのかわり、梗牙が食らった。
「たたたたぁっ」
「ってぇー」
「どうしたんですか?お二人とも」
この状況がよく分からなくてきょとんとしている。
「なんでもないです。てゆーか、なんでここに・・・?」
今日はくる日ではない。ハズなのに・・・・
「え?まぁ、たまにはいいかと。思ったんです。」
「それで、十萌さんを呼ぼうと思ったんですが、いなくって。
どこにいるんだろうと思って歩き回ってたんですよ。」
「この人、十萌さんのお友達ですか?」
「えーと・・・・《汗」
存在を忘れられていた友達がここに一人《笑
「あぁ!!そうだっ。どうして私の部屋でて店に行っちゃったのよ」
「・・・だからトイレに・・・」
「で、トイレ行けたの?」
「あ。うん。でも迷っちゃった。」
はぁ・・・・ため息がでる。
「って!!十萌。早く着替えてこい。州南さん待たせるだろう」
「うあ、はい。って服っ」
「あぁっごめん!!急いで脱ぐからーッ」
あせりのあまりここで脱ごうとする。
「いえ、今回は十萌さんのお友達とも話ししてみたいです。いいでしょうか二代目?」
「わかりました。州南さんなら。十萌俺について来い。他の服出すから。」
「あ、うん」
歩き出す梗牙のうしろに十萌がついていく。
「お部屋は、いつもの部屋ですので。
その子連れて先に行っていていただけませんか?」
「すぐに着替えて私行きますんで。」
州南さんでよかったw
州南さんは十萌を助けてくれた人です。
しずくさんのおき形見に無理に春を売らせたくないんです。って!!
あ、しずくさんとは
十萌のお母さんのことです。
しずくは京都のすいてんかく一の遊女だったんです。
それが州南の初恋なんですぅww
次でぜったいにおわるつもりです。
州南さん出せたし。満足満足♪