GO!ばあじなる花遊記

友達、帰る。 〜昔話〜

作:とっちゃん

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   とにかく友達が無事でよかった。



       州南さんなら安心だ。



   早く着替えて部屋に行かなくっちゃ。
















「失礼します。十萌です」



    そう言って十萌は部屋に入った。





    「あー!とぉもえ〜待ってたよ〜」



    そうゆう友達はある程度服を脱ぎ散らし、超・リラックスしている。


    




     (作者)せめて服たたもうよ・・・・・・












     「この人いい人だねぇ〜」





    「あーもー。女の子なんだから・・・・」


  
    けらけらっとする友達に十萌もあきれる。




    「ごめんなさい。州南さん。」





    「いえいえ。頼んだのは私ですし。


       私はそうゆう目的でここに来てるわけではないので、大丈夫ですよ」



 


    「”そうゆう目的”ってぇー??」


 




                 このコ。ここがどこだか忘れてるよ。絶対・・・・













            はぁ〜



                   ふかぁ〜いため息が出る。








         「ここ、どこだか分かる?」








            「は?」







     その時襖が開いた。









          「ここはNeo YOSIWARA一の遊女屋。青楼殿。」







       「梗牙くん!!」




      振り向く十萌はうれしそうだ。






     「すみません遅くなりました。」






     「いえいえ。」






    「そっかぁ。ここ遊女屋だった。忘れてたよ」




                のんきすぎる。





   「そうだよ!!もしもあそこであったのが州南さんぢゃない他のお客だったら


      部屋につれて枯れて大変なことになってたんだよ!!」




     「はぁ・・・」




     現実味無いみたい・・・・




    ちょっとは危機感ってのをもとーよ





    「そういえば、州南さんと十萌はどんな関係?」



    「十萌さんには月に何度か私のお酒の相手をしていただいているんです。」



    「本当。州南さんいなかったら私春うってたんだもんね。」



    「よかったね十萌」








     「本当によかった。州南さん。ありがとうございました。」


      深々と頭を下げた。






















































しばらくして、夜遅くなったので友達は返した。




      もちろん。勝良に送ってもらったけど・・・









    梗牙も仕事があるからと部屋を出て行った。























     「州南さんすみませんでした。」





   「いえいえ。面白い子でしたね。あそこまでここでリラックスできる人はいないでしょう」


    笑いながら州南はこたえた。






    「ただ、マイペースなだけですよ・・・・」









    「まぁ、そうとも言うかもしれませんね。では、お酒のお相手でもしていただきましょうか」



   「あ、はい。どうぞ」



    そういって十萌は州南にお酒をつぐ。











    「・・・今日の十萌さんを見て思い出したんですが、


       しずくさんもああやって誰かをおもいっきり蹴ろうとしたことがあったんですよ」




     「スミマセン・・・・」



     やっぱり気づいてた。





    州南は遠い目をしてはなし始めた。













  −昔のしずくさんのいるお店に泥棒が入ったんです。




     その泥棒がきたとき、私はしずくさんとともにいました。





     その泥棒は、闇でうれそうなものを次々と盗みました。




      鏡、くし。紅。服。扇子。かんざし・・・・




               私たちの部屋にも泥棒がきたんです。




   部屋は3部屋あったんだす。




         お酒を飲む、ここのような部屋と布団のしかれた部屋。





                      服をかけたり、物を置くための小さい部屋。




   泥棒が入ってきたとき、私たちには物を置くための部屋にいたんです。






                         だから気づかなかったんでしょう。





       私たちは襖を少し開け、様子を見ていました。





     あのときは「人の部屋にはいる常識のない客だ」と思ったんですが、





     誰もいないと思ったんでしょう。盗んだものをだして、袋に再び入れていったんです。





    そのとき、泥棒だと分かったんです。




     そしたらしずくさんはすくっとたって、襖をバン!!ととあけはなったんです。




   その泥棒は驚いて動けないでいたときに、しずくさんはその泥棒の頭を思いっきり・・・









      ガンッ!!!と蹴りました。









   その泥棒は気絶。そしてお縄にかかったんです。ー


















   「うわぁーお母さんならやりそう・・・」



      十萌の顔がひきつる。





   「それで賞金ももらってましたよ。少しそれで借金が減ったようでした。」





    思い出しているんだろう。クスクスと州南は笑った。

     

      するとふと時計を見る。


  「あぁ、もうこんな時間ですか。では私はそろそろ帰りますね。」


    そういって腰を上げる。



  「あ、はい。ありがとうございました。」





        そうして州南は帰っていった。
























       夜



    十萌は梗牙の部屋にいた。




   「ーだってさ。」


  さっきの州南との会話を梗牙にはなしていた。




   「十萌は母親になんだな。そっくりだ」


   クスクスと笑っている。




   「・・・うれしいような。悲しいような。ふくざつー」


       そういってほっぺを膨らませる十萌をみて梗牙はプッと少し噴出した。《汚っ


  「はいはい。ぢゃ、もう寝るぞ。明日も早いからな。」


  「うん。お休み梗牙くん」


  「お休み。十萌」



























        END























やーーーーーっと終わったぁーー!!

長かった!長かったですー!!

最近は色々あって全然できなかったし。

やっとすっきりできました。

製作中の話はこれで終わりなので、

次の話をゆっくり考えていこうと思います。^V^

最後。どうやって終わらせようかと悩んでて。

そしたら予定になかった。昔話が入ってしまいました。

ちなみに。

この昔話は、私が勝手に考えたものです。

しずくならするだろーなぁと思って。

十萌は結構よく梗牙の部屋で一緒に寝ています《多分

手を出すとか、そうゆうのはないですけど。

約束してるんです。

梗牙が十萌を抱く時は幸せな時になったら。


相手のことをちゃんと思いやってくれる。


梗牙はとってもいい人ですww


では。ここまでお付き合いいただき。本当にありがとうございました。




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