VS

告白A

作:久保真理

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頭がついていかない

いきなり、宇宙人がいるっていわれて

それが目の前にいる人(?)だと言う

信じられるのか?

地球は、やっと宇宙にいけただけなのに。

宇宙人は人に変身してこの地球にたくさんいるのかもしれない。

混乱している俺


「実際に、宇宙人はたくさんいるよ。あたし、見てきたもん」

真剣に言う未宇

嘘をついている顔じゃないのはよく分かる

けど、見てきた?いつ?どうやって?
































「あたし、見たもん。たくさんの宇宙人。」



真剣そうに、未宇は啓徨に言った。


「あたし、小6の時にね。時空のひずみでオット星に飛ばされたの。

気がついたら知らないところ。見たこともない景色だった。

あたしが地球人だってわかって、知らない人に捕まったときに助けてくれたのがルゥだった。」


そう言って未宇はルゥを見た。


「何億光年と離れた星では地球人なんてめずらしいから。売買されかけてたんです。

それを助けて、家に連れて行った。」


「ワンニャーの顔をした宇宙船に乗って、あたしはルゥたちと一緒に地球へ帰る旅に出たの」



「ルゥ。たち?」


啓徨が聞き返した。


「はい。本当は俺と未宇とお手伝いロボットのアンの予定だったんですけど、

友達のランとワンニャーの子供のミニニャーがすでに乗っていたんです。

このメンバで宇宙を旅してきました。」


その問いにはルゥが答える


「ロボットってこう、ぎこぎこするような?」


ルゥとワンニャーは頭に?マークを浮かべたが

未夢、彷徨、未宇には

啓徨は、今の地球の技術で出来るようなロボットを言っているのが分かった。



「ううん。普通に人そっくり。自我もあるよ。アンちゃんはあたしの友達」

未宇はやさしく訂正をした。



「そうそう!洗い物がとってもじょうずだったわー」

未夢はそんなことを言っている。



そして携帯を取り出して見せた

「これが、アンちゃん」

携帯の裏にはってあるプリクラは

遊園地で皆で撮ったものだ。

「すごい。人にしか見えない」

啓徨は驚く。

普通に人にしか見えないんだから、当たり前だ。


「旅は半年くらい。色んな星に行ったよ。女の子しか入っちゃいけないところもあったな。

地球から一番近いのはシャラク星ていうところ。地球にそっくりだった。」


懐かしむように微笑む未宇をみて啓徨はまた驚く


「半年?半年も家にいなかったことないじゃないか。」



何を言っているんだ。


そんな表情


「時間の流れが違うの。地球ではあたしのルゥたちとの旅は、半日もなかった」

「半年が・・・・たった半日・・・?」


「時間の流れ方はその星それぞれなんです。」

ワンニャーが補足をした。

「地球よりも、オット星の時間のたち方は遅いです。

だからこうして、未夢さんと彷徨さんが中学生だった頃に赤ちゃんだったルゥちゃまと、

未宇さんの年齢が同じくらいなんです。」


「・・・・」

啓徨はしばらく口を開かなかった。

でも、その表情は

さっきまでのまったく信じていないというものではなく。

自分が、宇宙人という未知なる者の存在を認め

宇宙人と遭遇をした。

そんな奇跡のような体験

それを喜んでいるように見えた。













今回はすこしはやめの更新できました。

よかたです〜


なんか、中編くらいのつもりが長編になってしまってる気が・・・汗

文章まとめる能力がないんですね。。。涙

しかも、VSぽくないし。

VSは本来、ルゥVS啓徨の予定でした。

うまくいかなーい!

うまくVSできるといいなぁ。

そんなことを思ってます。


多分またこれを更新するのは1月くらいは先になる気がします。

良いお話を書けるように頑張ります!

ここまでよんでくださり、ありがとうございました!!

                         (’09年10月16日・真理)




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