体育大会

おまけ

作:久保真理

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コレはユメ?

彷徨があたしのこと

・・・・すき。なんて・・・

ありえないって思ってた。

ただの同居人だったんだから

きっとそれ以上に思っていない

だから、期待ねんてしちゃいけない

自分にずっとそう言い聞かせて

それでも、心のどこかでずっと期待してしまって

あきらめることが出来なかったコトバ

本当に

聞くことが出来るなんて


思っていなかった。














「未夢。ここでちょっとまってて?」

「あ、う。うん」

未夢は彷徨を見れなくて、うつむいたまま答えた。

未夢の手から彷徨の手が外ははなれていた。

それが、なんだか未夢は寂しかった。


彷徨は一人、意を決してクラスメイトの元へ向かった。


「よ、色男!」

「やっとくっついたかよ」

「遅いんじゃない?」

「認めたくないわ西遠寺君っ」

「でも未夢ちゃんならしょうがないよねー」

「うんうん。未夢ちゃんは可愛いもん」

彷徨は皆に口々に言われて、とてもいずらかった。

「三太」

彷徨はひとり何も言わずにやさしいような

ニヤニヤしたような微笑を浮かべている親友に声をかけた。

「俺、もう帰るから、後よろしく」

「おっけ。」

コソっと会話をしてから明菜をにらみつけた

「お前、図ったろ?覚えておけよ」

声をすごく低くして

凄みを利かせると、クラスメイト皆がしーんとしずかになった。

彷徨はそのまま荷物を持って未夢のほうへ歩き出した。



「帰るぞ」

「え、ええ?いいの??」

「ああ」

戸惑う未夢を見て

彷徨は未夢の手をまた握った。

ぐいと引かれて未夢も歩き始める。


「あつーい」

「らぶらぶだー」

「いやぁ西遠寺君〜」




後ろで色々言われている声は




緊張しきっている2人には届かなかった。




「いやぁ。ウブだね西遠寺君」



「本当に」


明菜の問いかけにうなずいたのは三太だった。




「サンキュな。やーっとくっついた。長かったよなぁ」



「別に?おもしろかったし。」





提案。計画。実行取締り(?)

                                黒須三太
















☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

















「明日までいれるんだよな?」

ずっと無言で

先に言葉を発したのは彷徨だった。

「う、うん。」

「じゃ、明日は2人でゆっくりしますかぁ。」

「ふえ?!」

「遠距離恋愛かぁ。浮気するなよ未夢?」

ニヤリとイジワルそうに笑う彷徨

「遠っ、う??」

未夢は顔を真っ赤にして口をパクパクしている。

「っしない。しないよ!!」

「よしよし」

そう言って彷徨は空いている手で未夢の頭をなでた。


「うっ、うぅ〜////」

未夢は恥ずかしくて

顔を真っ赤にして俯いた。


「さぁて、楽しみだなぁ。なにする?未夢。」

「え?」

「そうだなせっかくだから、家から出ないでイチャイチャするか」

「っ!!!」

彷徨がさらっととんでもないこと(?)を言うので心臓が口から飛び出るかとおもった。


「ぷっ」

彷徨は思いっきり噴出した

「な、なによぉっ!彷徨がいけないんじゃない!ばかぁ!」

「バカとは何だ?」


二人はそう言って追いかけっこをはじめた。


それが十分

周りから見た人にとってイチャイチャしているとは

2人は知らない。







END













もんのすごい放置してすみませんでした!!

なんか受験やら、テストやら、部活やら
色々あって、考えられなくて
全然かけませんでした(T□T)
しかも
かなりぐちゃぐちゃな気がします

変な終わりになってしまって本当にすみませんでした。
次は短編かきたいです。。。苦笑

                  (’09年7月28日・真理)

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