作:水上うらら
あなたじゃなきゃダメなの
・・・ずっと側にいて
何回 その言葉が わたしの中を駆け巡っただろう
わたしは 底なしの 暗ぁい闇の中
あなたの・・・
あなたの 笑顔だけが 見えていたの―・・・
はっ
・・・やっぱ夢かぁ・・・。
何か体が重い気がして そっと起き上がってみると
・・・彷徨の上着がかかってた。
・・・・・・ありがとっ
心の中でお礼をする。
届いてるかわかんないけど・・・
届いてると・・・いいなっ
・・・そういえば さっきの夢・・・
正夢、とか。
・・・ちょっとあの場所 探してみようかな。
彷徨もどこに行っちゃったのか、気になるし・・・。
公園内をぐるぐる探し回ってみた。
そしたら。
・・・いた。
噴水のベンチの横を曲がったところに・・・彷徨が。
あ・・・・・・れ?
おんなじ・・・。 夢に出てきた場所。
「か・・・なた・・・?」
ふわっと彷徨が 振り返る。
「未夢?・・・起きたのか。」
「うん・・・ねぇ、何してたの?」
彷徨は、にこっと笑い・・・すっごく大事そうに・・・
そっと・・・握っていた手を開く。
「え・・・?えぇーーーっ?!」
「夢、見たんだ。・・・ここに似ている場所で・・・クローバー見っけた夢。」
「か、彷徨も・・・?」
偶然・・・?
・・・・・・奇跡?
一瞬彷徨は『なんだ?』って顔をした。
「・・・・・・ま・・・さか・・・未夢も・・・?」
「う、うん。」
「そっ・・・か。」
風が吹いた。
・・・・・・強く。
全てのものから音が消える。
真空の・・・ 世界。
ここにいるのは わたしと 彷徨 だけ・・・
見つめ合ったまま 離れない 瞳 と 瞳。
彷徨がいないと・・・わたし・・・
ダメだよ 無理だよ
・・・ずっと ずっと ずぅっ と・・・っ
側に・・・・・・いて・・・
ざぁぁっ・・・・・・
いきなり 風が止む。
全てのものが 動き出す。
わたしも はっ・・・と 我に返る。
「あ・・・・・・えっ・・・そ、そのぉ・・・」
「未夢」
「はぃぃっ!!」
「ほら、クローバー。・・・おまえがほしがってたんだろ・・・?」
「え、あ、ありがとっ・・・・・・彷徨はいらないの?」
うん、と頷く彷徨。
なんで?
なんで・・・いらないの?
「おれは・・・・・・いらない・・・・っ」
「・・・え?」
「おれ・・・は・・・未夢以外・・・いらない・・・っ」
「・・・っ!??」
いきなり視界がぐいっと揺れる。
・・・気が付いたら もう わたしは・・・
彷徨の 腕の 中にいた。
「・・・彷徨・・・?」
・・・あったかい・・・なぁ・・・
こんな時に こんな事・・・考えるの 変かも、 だけど
本気でそう思っていた。
「おまえ・・・だけだ・・・」
「か・・・なた・・・・・・」
彷徨だけ、よ
彷徨・・・・・・
「あっ・・・・・・ごめ・・・嫌・・・だっ・・・た?」
わたしを ぎゅっと 抱きとめていた腕が緩まる。
「嫌じゃないっ!・・・いやじゃ・・・・・・いやなんかじゃ・・・
わたしも・・・っ・・・か、彷徨が・・・・・・
彷徨が・・・彷徨・・・・・・じゃ・・・なきゃ・・・」
「・・・み・・・ゆ・・・・・・?」
「すき・・・すき・・・・・・すき・・・・・・・・・」
「・・・未夢・・・」
「・・・・・・だいすき・・・・・・かなた・・・っ・・・だいすき・・・」
「・・・・・・おれも・・・・・・すき・・・だ」
あなたは 知っていますか?
4つのハートの 物語――
いつか 出会う
あなたと 『誰か』の 物語・・・
すきよ
すき
もう 『すき』って言葉じゃ 足りないくらい
・・・あなたが・・・・・・
大好き なんだから―・・・っ
『4つのはーと』最終話ですっ
今日中にUPできるとは・・・思ってませんでした。。はぃ。。。
朴しゃんっ!!!
かなり変えちゃってごめんなさぃぃぃ
最後の終わり方 違いますよね。。。。。。
こんな駄文をみてくれてるみなしゃんっ
感謝です〜
どうも・・・ありがとうございましたぁっ
あぅ・・・
今 気付いたんですけど・・・・
なんか背景がピンクで文字もピンクだと読みづらいですね・・・
なおしておきますねっ
↑今、急いで直しました!!すいません。。。
では 水上うららでした〜ぁ