家族のような・・・

作:ハッチャン



――今日はクリスマス――




「まんま〜っ、ぱんぱ〜っ、わーにゃっ!」


「ど、どうしたんですかルゥちゃま〜っ!」

「わーにゃっ、あ〜きゃっ」
「わぁ〜雪ですかぁ!オット星ではめったに降りませんもんね」


ドタバタドタバタ・・・


「ルゥくんどうかしたのっ!?」
「まんまっ!」
「ルゥどうかしたのか?」
「ぱ〜んぱっ」
「なんだ〜ルゥくんに何かあったのかと思っちゃった〜」
「おどろかすなよ、ルゥ」
「あ〜いっ」


「わぁ〜彷徨!雪だよ雪!」
「・・・ホントだ・・・」
「雪降るのって久しぶりだよねっ?」
「そうだな」
「まんま?」
「よぉ〜しっ、今日は休みだし、外で遊ぼー!」
「あぁ〜ぃっ!」
「子どもかお前・・・」
「子どもで悪かったわね〜っ」
「今日はクリスマスなんですし、ケンカはやめてください〜」
「そうか、今日はクリスマスなんだよね〜・・・」


彷徨の誕生日だ・・・


「どうかしたのか?」
「う、ううんっ。よし、ルゥくん朝ご飯食べたら遊ぼうねーっ」
「あ〜いっ、まんまっ」




・:*:・゚'★.。・:*:・゚'☆・:*:・゚'★.。・:*:・゚'☆




「ルゥくん楽しいね〜っ!雪だるま作ろっか?!」
「きゃぁ〜いっ、ぱんぱっ」
「え?」


ドスッ


「いったぁ〜い!やったな彷徨〜っ!!!」
「ボケーっとしてる未夢が悪いんだよっ」
「なんですって〜っ」
「きゃぁ〜ぃ」
「いったぁ〜ぃ。もぅルゥくんまでっ!」
「よし、よくやったルゥ!」
「ぁ〜い、ぱんぱっ」
「もぉ〜ルゥくんはすぐ彷徨のマネするんだから〜」


「アハハ・・・アハハハハッ」



彷徨が笑ってる・・・
楽しそうに・・・
なんだか私も嬉しくなるよ――



「よし、私も・・・えいっ」
「うわっ、やったな未夢っ」
「あ〜い、まんま!」
「うわっ、ルゥまでっ!オレの味方じゃなかったのか?」
「まんまっ!」
「残念でしたっ、ルゥくんは私の味方よ〜って・・・アハハハハッ!彷徨ってば洋服が雪でまっしろけっけ〜っ」



未夢が笑ってる・・・
楽しそうだ・・・
なんかあたたかい――



・:*:・゚'★.。・:*:・゚'☆・:*:・゚'★.。・:*:・゚'☆



「みなさ〜ん、そろそろお昼にしませんか〜?」
「え?もうお昼なの?」
「オレたちけっこう遊んでたんだな」
「でもルゥくんもすっごく楽しんでたねっ」
「そうだな!」


「そういえば、今日は彷徨さんの誕生日でしたよね?」

「そうだけど?」
「その・・・何かプレゼントとかもらったんですか?」
「そうそう、彷徨、プレゼント何がいい?」
「普通、やる本人に聞くかよ」
「いやぁ〜エヘヘッ」
「オレ・・・いらない」
「え?」
「ってゆーか・・・もうお前からプレゼントもらった」
「え?私何かあげたっけっ?!」

「ばーかっ」

「バカとは何よっ///」
「そのとーりの意味だろっ?」
「彷徨の・・・ばかぁ〜っ!」



お前からもらったもの・・・



何かあたたかいもの・・・



きっとオレにとっては最高の宝物になるな――










愛読していただきありがとうございましたっ!!!
あまぁ〜くできませんでしたっ(*´`*)すみません(ペコリ)
あといくつか作品を書きたいと思ってます!
だんだん甘くなっていくことでしょう・・・((笑))

☆これは2005冬企画参加作品です☆








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