春スキー

作:とっちゃん


 結構変です。
 すいません。
 それでも見てみたい。
 というかたのみごらんください。




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  今は春休み。皆さんはどのように過ごしているでしょうか?


今年の未夢と彷徨の春休みは、


  いつものゴロゴロとは違いました。





今は中3の春休み。未夢は一度、もとの家に戻ったけども、

  『高校は彷徨と一緒のとこに行きたい!!』

と、未来と優に言って、頑張って勉強して、無事合格したのでした。

そして春休みになり、西園寺に戻ってきたのでした。

宝生おじさんは、こんどは〔カイロ〕と言う国にまたまた

「修行じゃぁぁぁぁ!!!!!」

といってしまい、いまは未夢と彷徨の2人きりなのだった。



   「・・・・・・・・・・・。」
 うぅ〜。何にもはなすことがないぃ。何かはなしたいよぉ。

 彷徨はいつもの様に本を読んでいて、
「どこか行こうよぉ」

と話し掛けても

「うるせぇなぁ、べつに家でゴロゴロしてればいいじゃん」

といわれるのが落ちだろう。

でも、返ってくる言葉がほぼ分かっていても未夢は何かはなしたかった。なのではなしかけてみた。

「かぁ〜なぁ〜たぁ〜さぁ〜〜ん。ねぇ〜彷徨はさぁ本読んでて楽しいかもしれないけどさぁ。あたしひまぁ〜〜せっかく春休みなんだからどこか行こうよぉ〜」


「・・・・・・。・・・・・・・。・・・・・・。」
本の字をおう彷徨のめがしだいに早くなってゆく・・・。

パタン=3
彷徨が本を閉じた。そして言ったのだ。

「・・・ん・・・。確かに。・・・じゃ、どっかいくか」

「!!!」
未夢はまさか行くかといわれると思っていなかったためびっくりしてしまった。

「・・・。行くって、どこえ?」

「ん〜。『春スキー』なんてどうだ?」

「いぃね!!!行きたい!!
スキーって言ったらまえにくりすちゃんたちと行って、
  みかんさん会ったあの時以来だねぇ〜〜」

しみじみと言う未夢をみた彷徨は

《可愛いと思うんだケド、なんかババくせ〜な》

と心の中でつぶやく。口にしたらきっと怒るだろう

『なによっ彷徨のばかっ!!』って

そういう未夢の顔を想像したら自然に顔が綻ぶ。

俺はあいつがスキなんだ。そう認識してしまう。

俺はあいつに好きだと言った、あいつも俺を好きだと言ってくれた。

俺たちは付き合っている。でもあまりそれを意識しない。

それは四六時中未夢と一緒にいるからだろう

「いつ行く?明日くらいに行こっか?あっ何泊する?」

ワクワクドキドキ。とっても楽しみって感じのとびっきりの笑顔で未夢は彷徨に聞いた。

「そうだな。明日行くか。う〜ん何泊しようか。
                二泊三日くらいするか?」
  
「いいね。じゃあそうしよう!!
  明日から二泊三日のスキーにしゅっぱぁ〜つ!!」

でも・・・・。
 
「あ・・・・。どこのスキー場にいく?どこの旅館に泊まる?」

あ、わすれていた。どうしよう。










う〜〜〜ん










悩む彷徨。

『ポン』と手をたたいた。

「そういえば、桜山スキー場ってあったよな?
   あそこどうだろう?ちかくに桜山旅館ってあったよな。」

「じゃあそこけってぇ〜〜。早速予約しなきゃっ」

とたとたリビングに未夢走っていった。

5分ほどしたら、とたとたと、戻ってきた。

「オッケーだったよぉ〜〜」

「あぁ〜っ楽しみだなぁ」

そういって彷徨のところに行って抱きついた。

彷徨はびっくりしてしまった。

「・・・・・・・・・・・・・・。」


声が出てこない。 

そしたら未夢がひっそり彷徨の耳元で言った。

「久しぶりのデートだねっっvvv」

ちょっと照れくさそうに言う。


それに答えるように、彷徨はいっそう強く未夢を抱きしめた。




そして、いつものようににやりと笑って聞いた。






「泊まる部屋。同じか??」





「・・・えっ?・・・・・ぁ・・・。うん・・・・・・」

あ〜あ、やっちゃったという感じ答える未夢。

彷徨はにやにやしながら言った

「そぉ〜〜かそぉ〜〜〜か。」

さすがに未夢もさっしたらしく慌てて付け加えた。

「でっででででもっっ。部屋が同じだからって、変なことしないでよっ!!!」


「え?何のことかな?俺はなぁんにもいってねいぜただ『そ
〜か』っつっただけだぜなに考えてんのかなぁ?未夢ちゃんは?」

何も言い返せない。だってホントのことだもん。

Hとかそういう言葉何にも言ってないもん。

とてもくやしい。でも、あたしだってもう大人になんなきゃ。

あたしは、素直にまけを認めることにした。

「はい、そうですね。ごめんなさい。」

そういって、私は部屋にいき、寝たのだった。




☆★☆






ふう。やっぱ未夢っておもしれ〜。

未夢がいなくなり、

彷徨一人となった居間で、ひそかに彷徨は笑った。

「さてと、」

ちらりと時間を見る、

《いまは、九時か・・・・。》

そのあとたちあがり、彷徨は行く準備を始めた。

着替えにタオル・歯ブラシ・くし・金はもちろん

スキーウエア・手袋・帽子。

どんどんバックにつめてゆく。

《未夢のスキーウエアと手袋くらいついでに出しておくか》



そして自分の準備をした彷徨は、部屋に行きねたのだった。









☆★☆
 
次の日



未夢は七時に起き、準備を始めた。

くし・着替え・歯ブラシ・手袋・スキーウエア・・・・・。

「あれれれれ?手袋とスキーウエアどこにやったっけ?」

部屋を探してもないので、居間に行ってみた。

《あった・・・・。彷徨がだしといてくれたのかな?》






☆★☆

八時。彷徨も起きた。

朝食をとり、出発の準備をし終わり、西園寺を後にする。

おきてから一度も口を利いていなかった。


でも石段を降りた時未夢が話し掛けた。

「彷徨。ありがとう。スキー楽しもうねっ」

「おう」

そういって2人は手をつないで行った。









☆★☆















到着。


早速スキーをし始めるが、やっぱり未夢は下手だ。

なんどもなんどもこける・・・・・・・・。

5時間くらい滑ったら、何とかうまくなってきた。

「おまえ、それでよく、『スキーいいねぇ』なんていえたなぁ」

はぁ・・・。とため息をついて言う。

「えへへへ。でも彷徨のおかげでけっこーうまくなったよ」

「今日はこの辺にするか、旅館に帰ろう。」

「はぁ〜〜〜いvv」

旅館に戻り、お風呂に入って、
そのあとすぐに未夢は眠りに落ちてしまいました。
彷徨のとなりでぐっすりと。






☆二日目☆



朝食をとり、またスキーにはげむ未夢。

やっと初心者コースは滑れるようになったため、

少し難しそうなところに未夢と彷徨は行ってみた。

もちろん彷徨は一番難しい上級者コースでも滑れるが、

未夢がいつコケるか心配だからそばにいるのだ。

すてん。  

未夢が転んだ

「ててて・・・・。彷徨ぁ助けてぇ」

少し甘えるような声で彷徨を呼ぶ。

「大丈夫か?」

ちょっとその声にドキッとしながらも冷静に聞く。

「うん。だいじょーぶだよ」

そういいながら、未夢は彷徨に起こしてもらう。

が・・・・。


「きゃあぁっ!!」

すてん。


またコケてしまった。


《もう5時jか・・・・・》

「・・・・・・。そろそろ旅館戻るか。つかれてんだろ。」


「ううんまだやるっ!」

といいはるものの未夢もさすがにヘトヘト。

「ダメだ!顔見りゃ分かる!まだ滑りたいだろうけど、
             もうヘトヘトだろ!!かえるぞ!!」


彷徨はいがいに頑固だから、一回言いだしたら絶対聞かない。

分かっているから、抵抗はしない。

つかれているのはほんとうだから・・・。

こくりと未夢はうなずいた。

やっぱり、お風呂に入ってすぐに眠くなり、
やっぱりすぐに寝てしまった。
彷徨は、未夢の隣で、結構遅くまで未夢の寝顔を見てたとさ。







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☆三日目☆







この日は、お土産を買った。

そして滑らず帰ったのだった。
滑ったら、未夢がとても疲れて、もう一泊必要にねるだろう。
と彷徨が思ったからだった。



  



  ☆西園寺にて☆


 「これがななみちゃんでしょ。これが綾ちゃん。これはクリスちゃん」

 「これが三太、これが光が丘、」

 2人は家に帰ってから、すぐにお土産を分けた。

 未夢は、これを渡したら、きっとななみと綾に
「西園寺君と2人でいったんだぁ〜〜〜へぇ〜〜〜〜〜」
といわれるだろうと思った。


そしてクリスは


「西園寺くんと2人っきりで、スキーに??
 そして2人で仲良く滑っていたら遭難して、
『彷徨。寒いわどうしよう遭難しちゃったみたいよ』
『だいじょうぶさ未夢。おまえには俺がついている。』
『ありがとう彷徨!!うれしいわぁ』な〜んてな〜んてうがぁぁ!!」

となってしまいそうで、
想像しただけで殺されそうな気がしたのだった。



  ☆THE END☆




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お久しぶりです。
やっと第三弾です。
ただ、「何か書きたい」とおもって書き始めたところ、
内容にこまり、4.5時間使ってしまいました《汗
じつは先日私は春スキーに行ったので。
たいとるを『春スキー』にしました。
マジ変なないようでごめんなさい↓↓

クリスにはちょっと悪いことをしてしまいました。

クリスファンの皆様ごめんなさいm(__)m


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