作:瑠璃宮 恋
チョコレートをあげよう すっごくすっごく 頑張ったの
私から貴方へ 大好きの証
でも 私と貴方は
違いすぎていて・・・・・・
千甘〜せんかん〜 3
学校からの帰り道。
相変わらず彷徨は女の子達から追い掛け回されていて・・・。
その雰囲気に耐え切れなくなった未夢は、先に帰ってきてしまったのだった。
・・・頑張りたいけど。
ううん、・・・頑張るけど。
やっぱり私と彷徨は・・・
・・・ツリアワナイカナ・・・・?
「ばぁか」ってけなされて。
「ドジな奴」ってバカにされて。
でも、ぺろってちょっと舌を出す仕草とか。
頭に優しく手を置いてくれたりとか。
ほんの少しの貴方の行動で。
壊れそうなぐらい、ドキドキしている私がいる。
貴方といると 息が詰まって。
・・・どうしようもなくなるんだよ、私。
「・・・バカ未夢」
「・・・っ!」
後ろから聞こえてきた、ちょっと低めの声。
反射的に振り返って そこにいたのは――――
「・・・・彷徨」
「ほんっとバカだな・・・お前。雪降ってんの、気づいてない?傘ぐらい持ってけよ」
「へっ・・・・・」
気の抜けた声をだす未夢。
周りをみると、ちらほら雪が舞っていた。
と。
気づくと彷徨はすたすた先を歩いていってしまってて。
・・・私は置いてけぼり?
すると、彷徨は私に振り返って。
私の大好きな、ちょっと舌を出す仕草をしながら。
「早くこいよ、ばぁか」
って言った。
「え・・・、い、入れてくれるの?」
「・・・風邪ひかれたら困るしな」
ぶっきらぼうに言ってるけど。
こういうとこは・・・
彷徨のいいところ。
「・・・あり・・・がと」
紅くなってうつむいて言った私に、彷徨はふわっと笑ってくれた。
★☆★☆★☆
忘れてた、忘れてた、忘れてたっっっ!!!
肝心な、チョコレートを、昨日渡しそびれたっっ!!!!
昨日でバレンタインデーは終わってしまって。。
今日は2月15日。
でもっ・・・いいやいいや、今からでも――――
「彷徨っっ」
「・・・なんだよ。朝っぱらからよくそんな大声がでるな」
よくわかんないけど、彷徨はちょっと不機嫌そうだった。
「あ、あ、あ、あのねっっコレっ!」
「・・・え・・?」
チョコを差し出して。
頑張れ、頑張れ私、あと一言言えればっっ!
「っ・・・・・・義理チョコですっ!!!」
・・・・・・・・・・・・。。。。
バカーーーーーーーっっっ!!!
私のバカーーーっっ!!
違うでしょ、本命チョコでしょぉ!?
最低な事に、「義理」をかなり強調して言ってしまって。。。
どうしよう、どうしよう、どうしよう!
しかし、予想外な事に、彷徨の反応は以外で。
「あ・・・・・・おう、サンキュ。」
・・・喜んでくれた?
いいの?そんなので・・・?
少々の疑問を持ちながら、未夢はちゃんと渡せた事を嬉しく思った。
さぁさぁさぁっww
本当に気が向いて書いた作品☆
未夢ちゃんがチョコレートを渡すとき、彷徨、不機嫌だったでしょ?
あれは、未夢ちゃんがチョコレートをバレンタインデーにあげなかったからねw
罪深い・・・けど純粋な未夢ちゃん・・・w
ぁたしはそんな貴方が好きよ・・・www(ぅ。
あ、まだまだ続きますよ〜っwww(終わりじゃないですよ〜!
頑張ろうっとww
バレンタインデーとっくに終わっちゃってるけどっw(テストで忙しかったんだもんっ
かなり長編になりそうな予感ありありだけどっww(だってぇ〜〜〜っ
瑠璃宮恋は今日も頑張ります!
でゎでゎ、今回はここら辺で(^^)