眠姫 〜ネムリヒメ〜

作:瑠璃宮 恋


・・・・おい。

・・・・・・・おいおいおい。。

嘘だろ・・・!?

なんなんだよ、この状況は。

俺は、アイツに究極と言っていい程信頼されているらしい。

・・・・・・・ちょっと・・・・待てよ・・・・・。

待て待て待て待て。

平静を保つんだ、自分!!!

理性の糸が切れるまで・・・・・

さぁ、

カウントダウンを始めましょう。

(注*彷徨が未夢に対して、壊れてる場合がありますv)


眠姫 〜ネムリヒメ〜

少しだけ長く、太陽が地上にとどまる様になってきた。

まだ少し風は冷たいが、一番のんびり出来る環境であろうことは間違いない。

俺は、生徒会の集まりがあるから、午前中は家を留守にしている。

ったく、春の体育祭の出し物のレポートくらい、自分等で作れよな。

未夢は・・・「留守番してる」とか言ってたけど、アイツ絶対一人でふらふらどっか行ってやがるよな・・・。

・・・早く終わらせたい。

早くアイツに会いたい。

あの笑顔が見たい。

「おかえり」って言ってもらいたい。

・・・このくらいの欲は出しても、バチ当たんねぇよな?

これでも十分すぎるくらい、欲情我慢してるワケだし。。

ってか・・・仕方ねぇだろ?

俺だってバッチリ健康状態の中学3年なワケだし?

惚れてる女に手ぇ出したいって思うのは、普通の感情だと俺は思う。

・・・抱きしめたいとか。

キスしたい、とか。

・・・・・・・アイツは恥ずかしがってさせてくれないだろうけどな。(そういうときは強引に。

・・・さ、早いとこ俺の望みを叶えねぇと・・・自分自身がもたねぇ。



それから彷徨さんは、わずか30分で8枚分のレポートを一人で書き上げたとか。

レイアウトも、デザインもバッチリ完璧だったらしい。




早歩きで西園寺に戻る。

アイツ・・・ちゃんと家にいるかな。

ふらふら出かけてなかったらいいけど・・・。




ガラガラ・・・・

「ただいま〜」

しん、と静まり返った廊下。

茶の間の障子から日の光が漏れている。

なんとなく、未夢の柔らかい雰囲気が、冷たい空気に混じっていた。

「・・・・・未夢・・?」

カバンを下ろして、待ち焦がれていた相手を探す。

部屋の中にも、キッチンにもいない。

・・・あとは・・・・?

「・・・・・縁側・・・か?」

いた。

その存在を見つけた瞬間、彷徨の口元に微笑みが浮かぶ。

その暖かな存在は、くぅくぅと小さな寝息を立てて、柱にもたれかかりながら眠っていた。

「あ〜・・・・・・マジやべぇ」

可愛い。

肩からさらりと流れ落ちている長い金の糸。

閉じられている長いまつげや、軽く開いた桜色の唇。

呼吸と共に、小さく上下する胸元。



彷徨は、未夢の顔を覗き込んだ。

まつげに涙が溜まっている。

「・・・・・・・・・」

そっと、涙を拭ってやる。

悲しませたくない。

・・・できるなら、ずっと笑顔で・・・。

「未夢・・・・・・・」

今なら。

眠っているから。

「・・・・・・好きだよ」



















「・・・・・んんぅ・・・・・か・・・・・な・・・」



「!?!?」



すげぇビビった。


タイミングがベストだったって言うのもあるけど・・・声が。

色っぽい。

しかも微妙に「彷徨」って呼んだよな?

え、何、そのくらい意識されてんの?

ちょっとくらい、期待しちゃってもいいワケ?










その直後だった。



















「ん〜・・・・・・・かなたぁっ」


「へっ・・・・・・」





とすっ

どたっ!!!



「痛っ・・・・」

背中に軽い痛み。

縁側でひっくりかえった・・・・というのは、この状況からしておかしい。

正しく言うなら・・・・・・


未夢に押し倒された?

頭の中で、危険信号発令中。

前方に、暖かな重みを感じマス。

鼻をくすぐる甘い匂い。

ヤバい・・・・っ・・・・・かなりかなりかなり・・・・・・ヤバい!!

しかし、未夢が倒れこんでいる状況なので、ムリに起き上がろうとすると未夢が起きてしまう。

緊張とは裏腹に、心の奥から満足感が湧き上がってくる。

・・・・・・だってさ。

未夢から抱きついてくるんだぜ?

しかも相手は寝ている、ときた。

こんなおいしいシチュエーション二度とないかもしれない。

「なぁ・・・・・いいの?」

・・・・沈黙。

「黙ってるってことは・・・・・Yesってこと?」

「・・・・・・・・・・」

やっぱり沈黙。(そりゃそうだろ

「・・・・・・・へぇ」

彷徨の口元に怪しい笑みが浮かぶ。

ダークブラウンの瞳を、より濃く色づけて、怪しい光を放つ。

「・・・結構やるじゃん、お前」

上半身だけ起こしてみる。

・・・・・起きない。

「誘ってる、としか・・・・・考えらんないよ?」

最後の選択をせまる。

あ、でも無理やりじゃ可哀相だし。

コレで起きたら、我慢するよ。

未夢のほっぺを引っ張ってみる。

「・・・・・ん・・・・ひゃぁ」

少し顔を歪めたが、起きる気はないらしい。

「・・・・・・・・最高」

楽しげに笑う彷徨。



それからそれから。

王子様はお姫様とのキスを存分に味わったんだってさ。

あ、それとね。

途中でお姫様は起きたんだよ。

でもね、でもね。

王子様の強引なキスには、勝てなかったんだってさv


end・・・・・・?











































もっと、それからそれから。




「んぁっ・・・・・・・かなたっ・・・・・んぅっ」

「・・・・・・・・悪い・・・・けど・・・・ん・・・・・手加減・・・・・なしね」

「はぁっ・・・・・・はぁ・・・・・・・ん、んもぅっ!離してよぅっ」

「ヤだ」



お姫様の首筋には、紅いマークがついてましたとさ。

endvvv





やぁ皆!!!!

元気〜!?(ゴルァ

前回の作品、「水華」ではコメントがあんまりできなかったもんだから(塾で)今回は頑張っちゃうかもしれないよ〜?(ぃらん

え〜と・・・今回の作品、「眠姫」は。

突発的作品ですvv

恋のみゆかなに対しての欲望が全てきっちり詰まってますvv

最後はちょこっとェロチックのょぉな気もするけど・・・・

愛があれば!!

OKOK★

てか彷徨さん、黒いです。

未夢ちゃんにいつもどんだけ逃げられてんだってんだ。

でもね!

恋が思うに、このくらいが丁度いいの!!!!!(ぐっ

男キャラは、もっとヒロインに欲情すべし!!(どーん

「コイツが欲しい!」

とか

「食べたい」(凹

とか!!

野○タの章くんは結構ィィ線いってます(笑

彷徨くんを壊れさせたから〜・・・次は未夢ちゃん!?(できない

さ〜て・・・・次はどんなテーマにしょぅかなぁ・・・・。。。

そろそろ寝るヮ。(勝手にしろ

それでゎでゎ〜、よろしければ、また見て下さい。

お目汚し、失礼いたしました。

                  瑠璃宮 恋



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