やっとアイツと両思いになれた
それはそれで嬉しいけど
そのあとは・・・・どうすればいいの?
千甘 〜せんかん〜
「え〜っとうとう!?両想いになったのね!?」
本当に嬉しそうに話すのは、未夢の親友、綾。
「おめでとう、未夢。これで、西園寺君も、未夢に対して我慢する必要がなくなったのね♪」
ちょっとからかい気味に話すのは、2人目の未夢の親友、ななみ。
そして・・・。。
「う、うん・・・。。2人とも、どうもありがとう・・・。。」
少し照れ気味に、白い頬を紅色に染めて話すのは、光月 未夢。
彼女達の話題が盛り上がっているのは言うまでもない。
未夢が同居させてもらっていた西園寺の家主、西園寺 宝晶の一人息子、西園寺 彷徨と、
未夢がとうとう両想いになれたと言うのだから。
微妙な距離を保っていた2人に、周りの方が困っていた程なのに、2人にもやっと、春が訪れたのだ。
「ち、違うのよ〜!(ハッ)私が言おうとしていたことは!」
「なによ、[西園寺君と両思いになれた]、この重大なニュース以外になんの話題があるっていうのよ?」
「そーよ未夢、さぁさぁさぁさぁ!私も早速台本書き始めなくっちゃぁっ!」
「ちょちょちょ、ちょっと待って、だ、だからね、私が言いたい事は・・・・。。」
「「・・・・なぁに?」」
綾とななみは、やっと気づいたらしい。
未夢の表情が、さっきからヤケに「嬉しそう」ではないのだ。
どちらかというと、「悩んでる」という感じ。
まぁ、未夢のことだから、「彷徨」以外の人を「好きになる」ってことはまず無いと思うけど。
やっぱり親友だから、色々と心配してしまうのである。
「実はね・・・・。。」
「「・・・・・・・・あ〜・・・・未夢ならありそう。。」」
2人そろって、ズバッと一言。
「・・・・・・・だって〜・・・。。」
未夢が2人に話した事は、「相談」だった。
「なにしろ、付き合い始めたばかりだから、何を話していいのかわからず、彷徨と気まずい雰囲気になっている」らしいのだ。
「どんなこと話していいのか・・・わかんないんだもん・・。。」
「そんなの、前と同じように、気軽に話しちゃえばいいじゃない。」
「・・・・前って・・・・どんなこと話してたっけ?」
「「・・・・・・・ダメだこりゃ・・・・」」
「どどど、どうしよー!!私こんなんじゃ、彷徨に嫌われちゃうよ〜っ!全然喋らない彼女なんか、一緒に居ても楽しくないもん・・・。。」
「「ちょっと〜・・・。。」」
「・・・・ななな・・・・何?(ビクッ)」
軽く未夢を睨み付ける綾とななみ。
本当に、なんにもわかってないんだから、この鈍感娘は。
「じゃぁ、未夢は、西園寺君がなんにも喋んなかったら、[つまんないな〜]とか、[イヤだな〜]
とか思うわけ?」
「いや、全く・・・・。。全然そんなこと思いません・・。。むしろ・・ドキドキして、時間経ってるの忘れちゃう・・。。(ようするに、私は彷徨を見てるだけでも生きていけるのよね。)」
「西園寺君も、同じだと思うよ。」
「・・・・・え?」
「未夢って、私達から見ても、可愛いし、見ててあきない。」
「反応が可愛いよねw」
「え、え、え?」
「ようするに、西園寺君も、未夢を見てるだけで[幸せ]だと思うってコト!」
「そ、そうかな・・?」
「「そうだよ!!」」
「!!(ドキッ)」
「だってさ〜未夢って〜西園寺君のこと話したり・・・・」
「って言うか、今でも。」
「?」
「顔赤くなるもんね〜ww」
「!!!!」
「おぉ、今日はちょっと凄いぞ。」
「トマト並みだね〜。」
「なななっ・・・なってないもん!!」
「「鏡でみておいで〜ww」」
「っー・・・・。。っもう!」
真っ赤な顔して、反抗する未夢を見て、綾とななみは、本当に楽しんでいるようだった。
(相談にのるよりも・・・ね)
「「そうだ!」」
「?なぁに、綾ちゃん、ななみちゃん。。」
「もうすぐバレンタインだよね!」
「そうだ・・・ねぇ。」
「チョコ、渡しなよっ。」
「それも・・・・。。」
「ほぇ?」
「本命チョコ!!!」
「ええええーー!」
なにやら、チョコを作らなければならないようになってしまった様子。
未夢ちゃんは、料理、苦手らしいし、大丈夫かな?
千甘 〜せんかん〜 2へ続く。
はぁ〜。。
終わりました〜初めての小説☆
疲れますね〜以外に・・。。
まったく・・続きはいつになることやら・・・。。
お気に召しましたら、メール送ってください♪
お返事は必ず返しますんで☆
あぁ・・・・・お叱りの言葉も・・・・お待ちして・・・・・おり・・・・ます。。(そうかなぁ?
でゎでゎ、ここらへんでお暇させていただきましょう。
瑠璃宮 恋