だからハッピーパラダイス

14日

作:時間







土曜日。



柊くんと、左内くんがでかけて1日目。
私はドキドキだった。


お父さんと2人暮らしだったけど、赤の他人の男の子と2人きりだなんて初めてだから。




結月くんの部屋のドアをノックする。

「結月くん。朝ごはんできたよ」
結月くんの反応はない。


「結月くん?入るよ?」


反応が全くない。

8時。
結月くんが起きていないなんてめずらしい。
どうしたんだろう…。



私はおそるおそるドアを開けた。


結月くんはベットで寝ている。
近づいて見てみる。

なんだか呼吸があらい。


「結月くんっ!?もしかして、風邪?」


私は自分の額と結月くんの額を合わせた。



「ん…。…るう?…って!はぁ!!!!!????」


結月くんは飛び起きた。
ビックリ。

「おまっ!!何してたんだ!!!」
「そんなことより!結月くん!熱あるよ!」


私は結月くんに訴える。




[戻る(r)]