作:時間
土曜日。
柊くんと、左内くんがでかけて1日目。
私はドキドキだった。
お父さんと2人暮らしだったけど、赤の他人の男の子と2人きりだなんて初めてだから。
結月くんの部屋のドアをノックする。
「結月くん。朝ごはんできたよ」
結月くんの反応はない。
「結月くん?入るよ?」
反応が全くない。
8時。
結月くんが起きていないなんてめずらしい。
どうしたんだろう…。
私はおそるおそるドアを開けた。
結月くんはベットで寝ている。
近づいて見てみる。
なんだか呼吸があらい。
「結月くんっ!?もしかして、風邪?」
私は自分の額と結月くんの額を合わせた。
「ん…。…るう?…って!はぁ!!!!!????」
結月くんは飛び起きた。
ビックリ。
「おまっ!!何してたんだ!!!」
「そんなことより!結月くん!熱あるよ!」
私は結月くんに訴える。