神様のいたずら

神様のいたずら(その後)

作:英未


 
 南しゃんにね、「神様のいたずら」の後日談って読みたい?ときいたら・・・ ははは(^_^;) 故に公開することにしました。
 さらに、甘い・・・・・・(T-T)


 
 ふと眼が覚めた。

 外が明るい。

 それにセミの大合唱が聞こえる。

(うにゃぁ〜〜〜、もう朝〜〜〜? まだ眠いよ〜〜〜)

 何時だろうと時計を見る。

「え? うそっ! 遅刻じゃない!!」

 がばっとはね起きて、未夢ははた、と動きを止めた。



(・・・今って、夏休みよね?)



 昨日登校日を終えて、またのんびりだらら〜んとした生活が始まった・・・はず。

(はぁ〜、お疲れですなぁ〜)

 ぽてん、とまた横になる。

(う〜〜〜、まだ眠いよ〜〜〜。昨日なかなか寝つけなかったか・・・ら・・・?)

 がばっと、未夢は再びはね起きた。

(え? え?? え〜〜〜???)



 昨夜の出来事が、急に脳裏によみがえった。



 夜更けの台所で・・・・・・

 彷徨と・・・・・・

 甘い・・・





「☆△※□☆〇〜〜〜〜〜!?」

 彷徨が聞いたら「地球の言葉か?」と突っ込みそうな言葉を発して、未夢はふとんに突っ伏した。体からは、心なしか湯気が立っているような・・・



(わ、わたし、わたしっ!!!)





 彷徨に、キスされた・・・・・・




 それに・・・・・・





 彷徨に・・・・・・



 キスした・・・・・・





 ボン!ボボン!・・・と、スターマイン26連発なんて花火が存在するのかどうかは知らないが、きっとそれに近い打ち上げ花火のような勢いで、未夢の顔は真っ赤になっていく。





(ど、どーしよっ! どんな顔して彷徨に会えばいいのよっ!?)





 ふしゅ〜〜〜と、甲子園名物7回裏攻撃前の風船のように、未夢は勢いよくふとんに突っ伏した。気のせいか、トラッキー(TO LUCKY)のパフォーマンスが見えた・・・ような・・・





*****





 なんであんなことしたんだろう・・・・・・





 あんな夢を見て・・・・・・



 それが現実になって・・・・・・





 彷徨が、あんなに甘くやさしいキスをしてくれるなんて思わなかった・・・・・・





 自分のキスで、彷徨があんなに幸せそうに笑うなんて思わなかった・・・・・・





 彷徨の首に腕を絡めて、何度もキスした。体が火照って、それが自分の体温なのか彷徨の体温なのか、分からなかった。

 分かったことは・・・・・・

 キスが深くなるにつれ、彷徨の首に回した自分の腕に、力がこもったこと・・・

 それに応えるように、自分の背中と腰に回された彷徨の腕に力がこもったこと・・・・・・

 もう、夢なのか現実なのか、分からなかった・・・・・・

 いや、そんなこと、どうでもよかったのかもしれない。



 彷徨にキスされるだけで、幸せだったから・・・



(うにゃぁ〜〜〜、どうしよ〜〜〜)



 顔が熱い。いや、体中が熱い。外気温がどうのという問題ではなく・・・



 更に、未夢の顔が熱くなった。



(そ、そういえばっ!!!)



 ふっと唇が離れたとき、彷徨が未夢の耳元でくすりと笑った。



『・・・なに?』

 それは、甘いキスの後には似つかわしくない笑い方で、未夢はみょうに気になった。

『どうしたの?』

 未夢の問いかけに「ん?」と目で応えて、彷徨は未夢の肩に顔をうずめた。

『彷徨?』

『・・・いや、前に言ったこと、撤回しなきゃな・・・と思ってさ・・・』

『何のこと?』

『・・・怒るから言わない』

『・・・怒らないから言って』

『・・・怒るって、やっぱり』

『・・・もぉう、言ってくれないなら部屋に戻るっ!』

 ちょっと困ったように考えて、彷徨が口を開いた。

『気持ちいいな・・・と思ってさ・・・』

『・・・キスが?』

 はずかしそうに、未夢が聞き返す。

『ん、それもあるけど・・・』

『・・・けど?』

『・・・未夢って、けっこう胸あったんだ・・・と気がついた』

 んべっと舌を出して、彷徨が笑う。



『な、な、なんてこと言うのよ〜〜〜』



 あまりのはずかしさに、未夢は思わず身をよじって彷徨から逃れようとしたが、彷徨は未夢を抱いた腕の力をゆるめようとはしなかった。

『そ、そんなこと考えながらキスしてたわけ???』

 なんてデリカシーのないやつ・・・

 未夢のそんな声が聞こえたのか、彷徨がため息をついた。





『これだけ未夢と密着してて、オレが何も感じないって、未夢は思ってるわけ?』





 あの時、少しつらそうな彷徨の声に、未夢はどきり、とした。





 これだけ密着してて・・・・・・

 

 言われてみれば、キスをしている間中、未夢の中で何かが妖しくざわめいていた。



 彷徨の広い肩幅・・・・・・

 自分を抱きしめる力強い腕・・・・・・





 彷徨は「男」なんだと感じた。



 同時に、自分は「女」なんだと感じた。



 ・・・だから、

 ・・・キスがあんなに深くなったんだ・・・・・・



 未夢の瞳が艶っぽく揺れたかと思うと、次の瞬間、きょとんと見開いた。



 そういえば、どうやって部屋に戻ったのだろう。

(記憶が・・・ない・・・)

 さぁーっと未夢の顔が青くなる。

 あの後、どうしたんだろう。未夢には全然思い出せない。



(そ、それも気になるけど・・・)

 当面の問題は・・・

(どんな顔して彷徨に会えばいいのよ〜〜〜!?)

 ・・・ということだ。



 いつまでも寝ているわけにもいかない。なんだかおなかもすいてきたし・・・

 とりあえず、起きることにした。





*****





「まんま〜」
「あ、未夢さん、おはようございます」

 いつもと変わらない明るさで、ルゥとワンニャーが声をかけてくる。

「おはよ、ルゥくん。おはよ、ワンニャー」

 ルゥたちに挨拶しながら、未夢はきょろきょろと辺りを見回した。

「ね、彷徨は?」

「彷徨さんなら、図書館へお出かけです」

「図書館?」

「はい、図書館なら涼しくて勉強もはかどるからと・・・」

「あ、そうなんだ・・・」

 急に気が抜けて、未夢のおなかが「くきゅ〜〜〜」と鳴った。

「やだっ!」

「未夢さん、朝ご飯、あたためましょうか?」

 くすくすと笑いながら、ワンニャーが尋ねた。

「あ、いいよ、自分でやるから。ありがとね、ワンニャー」

 はずかしさを隠すようにおおげさに振舞って、未夢は台所に入った。

 昨夜、彷徨と、二人でいた・・・・・・

(や、やだ、思い出しちゃった・・・)



 いっきに顔が赤くなる。

 なんだか胸が一杯で・・・

 でも・・・

「・・・なんでかおなかは空くんだね〜」

 はぁ〜、やれやれと、未夢は味噌汁を温め始めた。





 朝食を済ませてごろごろしているうちに、

「未夢さーん、お昼ですよー!」

 ワンニャーの声が聞こえた。

「はーい」

 返事をしながら、未夢は台所へと急ぐ。

(あんまり食べたいとは思わないけど、せっかく用意してくれたんだしね・・・)



(・・・って、今度は彷徨も一緒じゃない!)

 大切なことに気付いて、未夢は一瞬部屋に戻りかけた。

(でも・・・)

 彷徨の顔を見たい・・・気もする・・・・・・
 そう思い直して、台所へと向った。



 台所のドアの前で、未夢は深呼吸した。
思い切って、ドアの影からひょいとのぞいてみる。

「・・・あれ? 彷徨は?」

「あ、未夢さん。彷徨さんなら先ほど電話がありまして・・・」



『悪い。三太につかまってさ・・・』



「はぁ、三太くん、ねぇ・・・」

「なんでもぜひ家に来てほしいと熱烈に誘われて、断りきれなかったようですよ」

 ワンニャーが、そうめんの入った器を居間へと運びながら教えてくれた。

「お昼も三太さんのお宅で・・・と聞いています」

「あ、そうなんだ・・・」

 ほっとしたような、がっかりしたような・・・・・・

(避けられてたりして・・・)

 何気なく思った言葉に、未夢はどきりとした。

(避けられてる・・・としたら・・・? なんで・・・?)

 思い当たるのは・・・

(私、どうやって部屋に戻ったのか記憶がないし・・・)

 さぁっと未夢の顔が青くなった。

(その時に、何か彷徨を怒らせるようなこと、したのかなぁ・・・)

 でも、怒らせるようなこととは何だろう・・・?

 赤くなったり青くなったり、うなったり魂が抜けたり(?)・・・めまぐるしく表情を変えながら食事をする未夢を、ルゥとワンニャーは不思議そうに見ていた。





*****





「未夢さーん、夕飯ですよー!」

 ワンニャーの声が聞こえた。

「はーい」

(なんか、食べてばっかりって気が・・・・・・)

 苦笑しつつ、未夢は部屋を出た。
 深呼吸して、心を落ち着かせる。

(いよいよ彷徨とご対面か〜〜〜)

 本当に、どんな顔をして会えばいいのだろう。

(ダメダメ! いつも通りでいいんだから!)

 誰もいない空間に向って、未夢はびしっと人差し指を突きつけた。

「望くんなら、きっとこう言うよね!『恋する女の子は強いんだよ〜、未夢っち〜〜!』」

 えっへん、と両手を腰に当てて歩き出した未夢だが、突然べしゃっと廊下に倒れこんだ。

(こここここ、恋って・・・・・・・)

 何気なく言った自分の言葉に、改めておどろかされる。

(これじゃ、彷徨に会えないよ〜〜〜っ)



「あの〜、未夢さん?」

「ひゃぁぁぁぁぁ!」

「ひぃぃぃぃぃ!」

 予期せぬ未夢の反応におどろいたワンニャーの叫び声に、未夢は、はたと動きを止めた。

「あれ? ワンニャー??」

「み、未夢さん、おどかさないでください」

 涙目で訴えてくるワンニャーに、ごめ〜んとヒラヒラ手を振りながら、未夢は尋ねた。

「で、どうしたの?」

「未夢さんがなかなかいらっしゃらないので様子を見に・・・。それに彷徨さんからお電話がありましたし・・・」

「彷徨から? 何て?」

 ちょっと言いにくそうに、ワンニャーが口を開く。

「あの、夕飯も三太さんのお宅で召し上がると・・・」

 一瞬、未夢が泣き出すのではないかと、ワンニャーは思った。
 それくらい、つらそうな表情・・・・・・

「・・・そ、そう。じゃ、彷徨なんかほっといて食べよ、ワンニャー」

 ひきつった笑いを浮かべて、未夢は台所へと向った。
 その後姿を見送りながら、ワンニャーは彷徨の言葉を思い出していた。

『え? 夕飯もですか? 彷徨さん。お昼もいらっしゃらなかったので、未夢さんがさみしそうでしたよ』

 受話器のむこうで、彷徨がおどろいているのが、ワンニャーには分かった。

『・・・未夢が?』

『はい。ですから・・・』

『・・・悪い』

 そう言って、彷徨は受話器を置いてしまったようで、ワンニャーが言いかけた言葉は伝わらなかった。

(どうなさったのでしょう・・・)

 ため息をつきながら、ワンニャーは歩き出した。





*****





 夕飯も済んで、ぼんやりと、ひとりテレビを見ている。

「避けられているとしか思えないよね・・・・・・」

 未夢はぽつりとつぶやいた。

 にぎやかなバラエティ番組も、ちっともおもしろくない。

 ルゥとワンニャーは、今日一日外で大はしゃぎしていたようで、すでに寝てしまった。

(なんか、たいくつ・・・・・・)

 ぷつん、とテレビを消して、未夢はごろっと寝転がった。

 ふと時計を見ると、もうすぐ9時になろうとしている。

(こんな遅くまで、三太くんとこで何やってるんだろう・・・・・・)

 自分に会いたくない言い訳なのかな・・・そんなふうに思えて、泣きそうになる。

「もう、彷徨のバカ!」

 彷徨に会いたい。どんな顔して・・・なんて考えてたけど、そんなことどうだっていい。いますぐに彷徨に会いたい!

 あふれる涙をそのままに、未夢は声を殺して泣いていた・・・・・・









 どれくらい時間が経ったのだろう・・・・・・

(・・・私、いつの間にか、寝てた・・・?)

 ぼんやりと未夢は目を開けた。

(・・・何?)

 なぜか視界がさえぎられている。いや、さえぎられているというより、目の前に誰かがいる。相当密着して・・・

(・・・?)

 不思議に思って、未夢は横になったまま顔を上げた。



「・・・やっと起きたな」

 

 とたんに、未夢の顔が赤くなった。

「かかかか彷徨っ!! なっ、なんでっっ!!」

 いつのまにか、彷徨の腕枕で眠っていたようで・・・
 未夢には何故こんなことになっているのか、さっぱりわからない。

「なっ、なんで? なんでっ、彷徨!?」

「なんでって・・・」

 彷徨が言いよどんだ。

「か、かなた〜〜〜」

「み、未夢?」

 彷徨がどう答えるかなんてどうでもよかった。
 
 こうして顔を見られたから。こうして声を聞けたから。こうして、そばにいてくれるから・・・・・・

「もう、もう、私・・・彷徨に・・・嫌われ・・・た・・・かと・・・思っ・・・た」

 しゃくりあげながら話す未夢の髪を、彷徨はそっとなでた。

 そして、ほっとしたように息を吐き出して、未夢にキスをする。

 額に、頬に、まぶたに・・・・・・

 そのキスがあまりにやさしくて、未夢はにっこり笑って彷徨を見上げた。



「・・・ごめん」

 そっと彷徨がつぶやいた。

「・・・彷徨?」

「正直言うとさ、どんな顔して未夢に会えばいいのか分からなくて・・・」

「・・・彷徨」

「電話でワンニャーが、未夢がさみしがってるって言ってて、それ聞いてすぐにでも帰りたかったんだけど・・・」


 彷徨の脳裏に、三太の叫びがよみがえる。


『彷徨〜〜〜! まさかとは思ってたけど、男の友情より女をとるんだなっ!? みそこなったよ、みそこなったよ〜〜〜〜〜! 彷徨がそんなやつだったなんて〜〜〜! 新婚さんみたいに「女房が待ってるから」なんてしゃあしゃあと帰っちまうなんてっ! 俺たちはサボテンマンにあこがれた仲じゃないか〜〜〜! ちっくしょぅぅぅぅ! 彷徨〜〜〜! これでもくらえ〜〜〜っ! 豆腐アターーーック!!』

『・・・三太、それ、豆腐人間・・・』



「・・・てな具合に三太につかまってさ・・・」

「そ、そう・・・」

 あまりにバカバカしい気もしたが、思わず笑ってしまった。
 相手が三太なら仕方がないかも・・・と、未夢はぎゅっと彷徨のTシャツを握りしめた。



 彷徨は、いま、ここにいる・・・・・・



「私もね・・・、どんな顔して彷徨に会えばいいのか、分からなかった・・・」

 そっとつぶやいた未夢の言葉に、彷徨はおどろいて未夢を見た。



「おあいこだね」



 そう言って笑った未夢があまりにきれいで、あまりにかわいくて、彷徨の押さえている感情を突き動かす。



「また、神様にいたずらされちゃったかな・・・?」

 首をかしげてつぶやく未夢に、彷徨はそっと耳打ちした。

「いたずらじゃなくて・・・」

「・・・なくて?」

「神様のやきもち・・・」

 くすっと、目を合わせて笑った。

「昨日のこと、ずっと神様に見られてたのかもな」

 んべっと彷徨が舌を出す。

 ボン!と未夢の顔が赤くなる。

「あ、そうだ。今日はちゃんと自分で部屋まで戻れよ、未夢」

「・・・え? なに、それ?」

「やっぱ、覚えてなかったか・・・」

 あきれた顔で彷徨がため息をついた。

「え? ええ? もしかして、彷徨が部屋まで運んでくれたの?」

「おまえ、キスの途中で寝るんだもんな・・・」

「・・・うそ」

「もっとも・・・」

 にやり、と彷徨が笑った。

「それだけ気持ちよかったってことだろうけど?」

 スターマイン26連発再び・・・といった勢いで、未夢の顔がますます赤くなった。

「べつに、オレが部屋まで抱いていってもいいけど・・・」

 未夢の心臓がどきどきと機関車並みに音を立てている。

「寝てるんじゃなぁ・・・。何も出来ないよなぁ・・・」

「・・・え?」

(き、昨日・・・何か・・・された・・・ってこと・・・ないよ・・・ね?)

 どきどきどきどき・・・そのうち「いっぱい聞けて♪いっぱいしゃべれ〜る♪ぽおぉぉぉぉぉ!!」・・・なんてどっかのCMのように爆発するかもしれない。



「・・・今日だって、この体勢・・・なぁ・・・?」

 更にニヤリと彷徨が笑った。

「さすがのオレも、ちょっと自信ない・・・」

「・・・じ、自信・・・て・・・?」

「・・・分からないなら、分からせてやってもいいけど?」

 腕の中で、未夢が硬直している。

 やれやれとため息をついて、彷徨が残念そうに言った。



「・・・冗談だよ」




「・・・もう、もぉう、冗談でもそんなきわどいこと言わないでよ〜〜〜!」

 

 ポカポカと未夢が彷徨の胸をたたいてくる。
 そんな未夢の手を押さえて、ふいに彷徨が強引にキスした。



「・・・! かっ、彷徨!!」

「残念だけど、今日はここまで」

 いたずらっぽく片目をつぶって彷徨が笑った。

「また神様にやきもち焼かれたらたまんねーし」

「もう、もぉぅ、彷徨ったらぁ〜〜〜!」

 はずかしくてはずかしくて、もうたまらなくはずかしくて、未夢は彷徨の顔をまともに見ることが出来なかった。

 もし、いま彷徨の顔を見たら・・・・・・

(私、何するかわかんない・・・・・・)



 ふしゅ〜と力が抜けた。

(もう、昨日から彷徨のいたずらに振り回されてばっかり・・・・・・)

 でも、うれしかった。
 
 彷徨も同じ気持ちだったんだ。



「神様のやきもちのおかげかな・・・・・・」

 くすっとつぶやいた未夢に、彷徨が目で問う。

「な〜んかね、昨日より、いい感じ・・・?」

 

 ふっと、二人が同時に笑った。

 そっと、唇が重ねられる。


 
 キスされ、キスを返して夜が更けていく。



 明日も彷徨のそばにいられますように・・・・・・


 キスを繰り返しながら、彷徨も同じことを思っていてくれている気がして、未夢は幸せそうに微笑んだ。



 ・・・・・・神様、ありがとうございます


 
 ただ今の私、グラニュー糖大さじ10杯くらい口の中に放り込まれて、じゃりじゃりした甘さをかみしめています・・・(T-T)
 私、これでも「ほの甘同盟」に入っているのですが・・・(汗)

 もうこれはね、神様のいたずらじゃなく、南しゃんのいたずら!(笑)

 ・・・意外にも、「神様のいたずら」って、ウケているんだよ。ちょっとびっくり。でもこれ読んで、みんなひいていくのね〜。る〜らら〜〜〜(T-T)


[戻る(r)]