作:しーば
┃電柱┃_・)雪は良いね・・・深すぎるのも問題だけど。
メモ、とりあえず書きたい場面先にして残りはつなげろ
「うう・・・寒いよ〜」
手を顔の前で合わせて、身震いをしている未夢。
3月も中頃に差し掛かった時期に、未夢の通っている女子校ではスキー旅行がある。
ついさっき着いたばかりで、今はスキーインストラクターの自己紹介が行なわれていた。
西遠寺から未夢が自分の家に戻り、現在通っているのは女生徒しか居ない女子校。
その為、スキーインストラクターも全て女性の先生が担当になっていた。
午前と午後4時頃までは教えて貰いながら滑る。
私はスキーなんて全くやったこと無かったけど、一度だけ彷徨に教えられて滑った事が有る。
クリスちゃんの別荘に皆でスキーに行って、最初は彷徨に教えて貰うのを避けて、でも結局教えて貰う事になった。
彷徨って教えるのが上手くて、ちょっとは滑れる様になったのは彷徨のおかげ。
そういえば、彷徨も今日は学校のスキー旅行って言ってたよね。
彷徨も何処かで滑ってるのかな?
「私は、○○スキー場に2泊3日でスキー旅行にいくの
ね?彷徨達もスキー旅行あるんでしょ?何処に行くの?」
「え〜と、何処だったかな?確か一番近いスキー場だったはず」
彷徨は滑るのも上手いからね、また凄く目立ってるのかな?
誰かに教えたりしてるのかな?
羨ましいな・・・。
午前中の授業が終わって、お昼の時間。
食べる場所はスキー場のレストランだったら何処でも良いみたい。
大きな所だから、ピザ・蕎麦・ハンバーガーショップ・クレープにケーキ屋さんまである・・・。
えへへ、どれにしようかな?
私は同じクラスの沙紀ちゃんと彩美ちゃんと一緒。
デザートをケーキ屋さんのタルトにするか、アイスクレープにするかお蕎麦を食べながら話し合った。
結局、夜にタルトを食べる事にして、今はアイスの乗ったクレープに決定!
誰が代表で買ってくるかを、じゃんけんで決めたんだけど、一発で負けちゃって私がクレープ屋さんの列に並んだ。
人気のクレープ屋さんで、10人ぐらい並んでいた。
ほとんどがスノーボードの恋人達、それに混ざって小学生ぐらいの男の子がお父さんに「パパ、僕いちごとアイスの乗ったクレープね」と嬉しそうにはしゃいでる。
可愛い。