作:五月芽衣



 窓から広がる大きな空に、今日は雲が泳いでいました。
 雨がキライという子もいるけど、私は雨が好きでした。

 だって、雨って、何にも言わずに包んでくれるから・・・・・。

 しとしとしと・・・・
 やさしく語りかけながら、頭をなでてくれる。
 ぎゅーってしてくれる。

 したたる雫は、雨の愛情。
 収まらなくて、溢れてるの。

 傘を忘れたときはあせるけど、とにかく、雨が降ると、なんとはなしに、嬉しい気持ちになるのです・・・・。






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