作:あゆみ
「瑞樹さんに彼女?」
「うん。詳しくはいえないけど瑞樹さん今落ち込んでて・・・。」
「忘れられない?側にいたい?」
「えっ!//////////あやぁ〜・・・・・・・・・・うん。」
「なんでだ?」
「・・・・・・それがよくわからなくて・・・・」
「俺もさ・・・・未夢。
同じことを考えてた。
未夢が西遠寺から出て行って、何か足りなくて、その・・・・寂しくて・・・・
体に力が入らなくて1日をどう過ごしているのか自分でもわからない
今日はわざと口実を作ってきたんだ。だけど・・・・
さっき、瑞樹さんと未夢を見てなんかショックで、驚いて
未夢の側にいるのは俺だったから・・・
信じられなくて・・・・
あぁ・・・もう未夢の隣にいるのは俺じゃないんだなぁ・・・なんて思いながら
ここに立ってた。
自分でもこの気持ちがよくわからなかった・・・。
でも・・・今未夢の気持ちを聞いて分かったんだ
多分未夢も同じ気持ちだと思う。」
「なに?」
「未夢・・・・俺のこと好きなんじゃないのか?」
彷徨は未夢に向かって一歩進みでる。
「へ?/////////」
未夢は一歩後退する。
「彷徨/////何言って・・・・」
「だから・・・・未夢は俺のこと好きなんじゃないのか?」
真剣な瞳で未夢の目を捉え言葉にする。
「えっ?えっ?////私が彷徨を好き?!!」
一歩一歩未夢は後ろに後退する。
「あぁ・・・。それで俺も未夢が好きだ。」
「////////////え〜〜〜!!」
「好きみたいだ。」
「ちょ・・・ちょっとまってよ!」
彷徨は未夢との距離を狭めるために歩き出す。
そんな彷徨の真剣な表情と向かってくる彷徨に耐えられなくなり未夢は・・・・・・・
走り出した・・・・
「おぃ!こら!まてよ!」
彷徨もつられて未夢を走って追いかける。
えぇ〜///えぇ〜////
彷徨が私を????
すき???????????
「未夢!!」
と突然大声を出して立ち止まる彷徨。
つられて未夢も立ち止まり彷徨のほうを見る。
「俺はこれ以上追いかけない。未夢が俺を好きなら未夢から来い!
もし、未夢が来ないなら俺はいても意味が無いから帰る・・・。
もう、顔を合わせない。」
「え・・・」
「どうする?」
未夢はあまりにも突然のこと過ぎてうっすらと涙を浮かべている
彷徨にもう会えない?
会えなくなる?
なによなによ〜!!
そんなの………いや…………!
「彷徨なんか・・・彷徨なんか・・・・嫌いよ!!」
「・・・・・・・・・・・・」
「嫌い!嫌い!嫌いよ〜!!」
「・・・・・・・」
未夢は頬に涙を一筋流しながら駆け出す
彷徨の元に
「大嫌い!!」
どん!と彷徨の胸をたたく。
「うるさい。黙れ・・・。」
彷徨は未夢の手首を握り未夢の顔を見つめる
一筋の涙だったのが幾筋の後になり
未夢の彷徨を見つめた瞳にたまった涙が
笑顔で瞬きしたときだった
パラパラ・・・
と涙がこぼれて
彷徨は未夢のから目を離さず優しく微笑んだ
彷徨は未夢のまぶたに唇を落とし
未夢の目を閉じさせる
そして
一瞬の触れるか触れないかのキス
未夢の腕の力が抜け
彷徨は手首を離す
未夢は彷徨の体に腕を通し
彷徨もまた未夢を包む
何分だろう
ずいぶんと長い時間抱き合っていた気がする。
再び互いの目を見たら
唇を重ねる
何度も・・・何度も・・・・
未夢は体に力が入らなくてしゃがみこんでしまう。
彷徨は未夢の腰を支えたまま一緒にしゃがみ
また何度も唇を重ねる
「・・・・・・・・・・・・・・んっ! 彷徨・・・ちょっと・・・・・ま・・・ムッ///////」
「・・・・・・・」
「ま・・・まって・・・彷徨///////」
「なに?」
「あ、あのね////私・・・・・」
「なに?俺のこと好き?」
もう!こんなやり方・・・・・・・・//////////
意地悪/////
そっと彷徨の耳元に耳打ち
「・・・・だいきらい・・・・」
そのまま未夢は彷徨の肩にしがみつく。
「!!あはははは・・・・」
彷徨はそのまま未夢を抱きしめる。
そして胸の中に未夢を感じ、言った
「ありがとう」
わが町の宇宙飛行士
光月未来
夢と未来への掛け橋
first〜END〜