永久の路 作:あかね
  待ち人

 
あの人を待ってるの―――
 

 

私が愛する、あの人を待ってるの。

約束を守るために、ずっとずっと待ち続けるの。

何があっても待ち続けるの。



私は、待ってるの。

私は、待ち続けるの。


待ち続けていたいの―――





 * * *




「未夢〜、もう7時過ぎてるわよぉ〜っ」




アメリカの平凡な住宅地の、とある家にて。



私、光月未夢は、下から聞こえてくる母親の声で目が覚めた。

(もう朝か・・・・・)


なつかしい夢を見た。


私が以前住んでいた、日本の西遠寺が出てきた。

今はもう会えないけど、大好きだったルゥくんとワンニャーも出てきたっけ。

そして・・・彼も。


結局、連絡も取っていないので、彼


う〜ん、と伸びをして目の前のカーテンを開けると、暗かった部屋が朝日に包まれる。


また、新しい1日が始まってしまったのだ。




トボトボと階段を下りて、ダイニングの指定席に座る。

テレビからはいつものように、アナウンサーが喋る英語が聞こえてくる。

大あくびをしていると、未来が朝食を運んできた。


「おはよう、未夢、早くしないと遅刻よ!?」


ニコニコと話しかける母親の姿を見ると、新しい日が始まった、なんていう憂うつな気持ちはどこかへ行ってしまう。

ランチマットの上に並べられたお皿も、「くよくよしないで頑張りなさい」と語りかけているようだ。





帰ってくるという保証はなかったけど、「待ってろよ」とつぶやいた彼を、未だに信じている一途な私。

 
 
もしかしたら、

 

 

こうして時が過ぎるうちに、私の心は傷だらけになった。

 
「行ってきま〜す」

手をふって見送りをする両親の姿が見えなくなると、



時計が時を刻んでいくなんて、ものすごくいい加減な話だと思う。
 
私が部屋中の時計を全て止めても、彼がいなくなって2年の月日が経っていた。









どうもです、初めましてなあかねなのです。
こんなヘたれ小説ながら、投稿してしまいました。

ここの書棚は、自分にとってはまさに救いの手でした(笑)。
以前から小説をいっぱい書きたいなぁ〜とか思っていたワタシ。
しかし、四中の方で投稿しようと思いつつも月日は流れ・・・
管理人さんに審査してもらう文章書くのも挫折して・・・
挙句の果てに、今年は受験生で・・・
・・・なんか悲しくなってきたのでこのぐらいに(汗)。

でっでっ、そんなときに舞い込んできたのは同好会での書棚設置のお知らせだったわけです。
なんと登録してあれば小説が書けるじゃないですかぁっ!
しかも管理人さんの了承もなくっ!(あったら一発でボツなので・・・)
山稜しゃん、ありがとうございますですvv(あかねの為だけじゃないと言う事実は、今のワタシには禁句です(爆))
そんなこんなな、書棚とワタシのエピソード(?)。

というわけで、受験生ですし投稿は少ないでしょうが、よろしければ読んでやってください。お願いしますです。
感想なども頂けたら嬉しいですv

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