あついの。 作:神月香魚

こんにちは〜。神月香魚です!
久々に小説を書くので、なにやら意味不明になってますが許して下さい。(汗
とりあえず、今回はめちゃくちゃ短編で…。
夏休みだけれども、夏休みとは言えないほどの忙しさなので;;

それでは、本編にドウゾ〜〜。


ミーンミーンミーン。
蝉が鳴いてます。
真夏の日差しが暑いです。

私、光月未夢。
実家からこのお寺にやってきました。
このお寺の息子さんに会うために。

私がいる場所は縁側。
真夏の日差しがよくあたるところです。
なのに、この家にはひとっつもクーラーがない。
なってこった。

なので私は、家から持ってきたうちわとこの家にあるうちわを仰ぎながら横になってます。
あ、ちなみに、
この寺の息子はというと…。

今はなんか、バイト中らしいです。
私は昨日、この家にきたからね。
夏なのによくやるねぇ。
バイトしてなにするんでしょ〜。

カチコチカチコチ。
時計の音しか聞こえない。
今は三時半です。
もうすぐ彷徨、かえって来るかなぁ。
帰ってきたら、暑いからコンビニ行って、アイス買いたいなぁ。


ガラガラッ。
あ、噂をすれば本人(かげ)?

「ただいまー…、未夢〜?」

彷徨だっ。
私は急いで玄関に行く。

「なに〜?」

「アイス、食う?」
ナイスタイミング♪

「食べる食べる。」

私は彷徨からアイスが入ってる袋を取ると軽くスキップしながら居間へと戻った。
あ〜、早く食べないと、アイスが溶けちゃう!

「彷徨〜、早くアイス食べないと溶けちゃうよ〜!」

「はいはい。」
彷徨は自分の部屋で着替えてるみたい。
汗かいてたからなぁ。

私がアイスを先に食べてたら、彷徨が着替えて何かを持って居間へやってきた。
なんだろ〜?

「なに、それ。」
私は彷徨が持ってる何かを指して聞いた。

「ん〜、夏休みだから、列車に乗って旅はどうかと。」
旅行ね〜。

「誰と行くの?」

「…おまえ、ばっかじゃねーの?」
はぁ!?

「なんで!?」

「誰と行くの?なんて、当たり前なこと聞くな。…おまえ以外に誰がいるんだよ。」

「…スイマセンねぇ。気づかなくて!」
だって、彷徨、ホントに私のこと好きなのかわかんないんだもん。
だから、私と行くなんてちょっとしか考えたなかったさ。

「なに?行きたくないの?」
んなっ!

「誰もそんなこと言ってないででしょ!?」

「ふーん…。それより、そのアイス美味い?」

「もちろん。」
私はちょっと威張って言ってみた。
そしたら彷徨が、

「ちょっとちょーだい?」
って子供みたいなこと言ってくるから、私がアイスを差し出したら、
そのアイスを食べずにいきなり、キスしてきた。

「ん!?」

唇離したら、彷徨が

「うーん、未夢の味とアイスが混ざってる感じ?」
はぁ!?

「な、な、なにすんのよ〜〜!!」
不意打ちだ!
それに、未夢の味って何よ!?

「なに?もっとしてほしいの?」
ニヤ。
彷徨が意地悪な笑みを見せてきた。

「んなわけないでしょ!」
私はその場にあったクッションをなげつける。
ヒット。顔に当りました。

「いってぇーな。」
彷徨が顔を摩る。

「ところで、その旅とやらはいつ行くの?」

「明日。」
はあ!?
なにいってんですか、この人。

「じゃ、じゃあ、今から準備しないといけないんじゃ…」
私はそういうと立ち上がった。

「ウソ。」
はあ!?
どっちなのよ〜〜、もう。
そういうと私はまた座った。

「彷徨ぁ!」

「ウソウソ。明日だって。」








翌日。



がったんごっとん。
がったんごっとん。
電車は揺れてる。
私と彷徨は向かいあって座ってる。
今は、旅館に向かっている途中。
あと十五分もすればつくという。

「眠い…」
私はボソッとゆった。

「風にでも当れば?」
彷徨はそういうと窓をあけてくれた。
心地よい風がふいてくる。
そして、蝉の鳴き声。
真夏の太陽。
まだ、真夏じゃないのにな。




未夢の長い金髪の髪が風によそおって踊っている。
未夢は気持ちよさそうにしてる。
俺は、なんだか、誰も居ないのを確認して、
未夢の顔に俺の手を持って行って、
自分のほうに向かせて、
そのまま。そっと。


事が終ったら、未夢は顔を真赤にして、
「もう…」
俯いた。





まだまだ熱く(暑く)なりそう…。




終りました…。
なんか、短編なのを甘いのでいっぱいにしたって感じデス。(汗
甘すぎてなにがなんだか。
ってか彷徨さんヤバイよ!!(スイマセン)
私は甘いの苦手です〜。でも頑張って書きました^^;

ではでは☆      神月香魚


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