作:ロッカラビット
【おまけのプチ物語】
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「ルウ君、あれは何に見える?」
「ル?うちゃちゃん」
「あっ本当だね〜、うさちゃんだぁ。」
「じゃぁ、あっちのは?」
「ル?」
「う〜ん、あの雲は… あっ!カレーライスだ!」
「ブッ!!ハハハハハッ!」
「え?彷徨いたんだー。って、何をそんなに大笑いしてるのよ〜!」
「いや、俺には斜めから見た土星にしか見えなかったから。」
「もぅ、そんなに笑うことないじゃな〜い!」
「ル?」
「ねぇルゥくん。あれはカレーライスだよねぇ。」
「あ〜い!」
「そうだな。カレーライスだな。」
「あ〜彷徨まだ笑って〜!バカにしてるでしょ〜!」
「あれ皆さんお揃いで何のお話ですか?カレーライスがどうとか聞こえたのですが、今日の晩御飯の相談ですかぁ?」
「おっワンニャー、いいじゃん!今晩はカレーライスで決まりだな!」
「あっ彷徨、話をそらしたなぁ!プンプン!」
「あ〜い!ワンニャ!パパ!ママ!キャーイ!」
「おっ、ルゥはご機嫌だなぁ。よ〜し、お空に向かって高い高いだぞー!」
「キャーイ!」
「わぁルゥくん、雲に手が届きそうだよぉ。いいねぇ、彷徨に高い高いしてもらって。楽しいねぇ。」
「???一体、何のお話をされていたのでしょうか?でもルゥちゃまも楽しそうですし、お二人もご機嫌なようです。そんなにカレーライスが食べたかったのでしょうか?」
「ワンニャー何をボソボソ言ってるの?」
「いえ…。あっ!そうでした!向こうの部屋におやつを準備したんです!それを伝えに来たのをすっかり。」
「ありがとう、ワンニャー。じゃぁ行くかルゥ。」
「あーい!」
「今日のおやつは何かな〜♪」
「食べ過ぎると太るぞ。」
「もぅ〜彷徨は何でそういうことを〜!!」
部屋に向かって歩きかけた彷徨が立ち止まり、もう一度空を見上げた。ほんわかとして温かいこの気持ち。未夢といると…。
「カレーライスか。」
優しい笑みを浮かべてボソッと呟き、また部屋に向かって足を進めた。
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プチ物語…駄文ですが、ほんわかしていただけたら幸いです☆
拍手後のおまけ話、2作目。