ヒーローかなたんver1.0-short stories 作:流那
  Misson 1 ++ Propose ++







風を切り、まっすぐに走るあなた。

私はそんなあなたの支えになりたくて
この世界にいる。

今の私に出来るのは、あなたを信じて待つ。
それだけ。

あなたの夢は、私の夢だから。








◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇








フォーミュラワンの世界グランプリ
第6戦カナダ。予選は熾烈な戦いが繰り広げられていた。



現在ポイントトップの西遠寺彷徨は、十代でデビューし
天才的なドライビングテクニックを欲しいままに
してきた。そんな敵無しと言われていた彼に
ライバルが現れたのだ。



年齢は彷徨と同じ。さまざまなスポーツで華麗な経歴を
残してきた貴公子・ノゾム・デ・フランソワ。
同じく天才的なテクニックは彷徨の優勝をも
脅かしている。



今行われている予選のタイムアタックが
それである。彷徨が抜いたらノゾムが
抜き返す。



まさに、一進一退の攻防が繰り広げられている。
見ている方としても、手に汗握る・・・だけでは
澄まされないほど。




その様子をひとりの少女が
固唾を呑んで見守っていた。




「未夢お嬢様」
金色の髪、透明な緑の瞳の少女
未夢は、隣に座っていた初老の執事に
声を掛けられる。



金色でさらさらの髪が風を舞っている。
服は、夏らしい水玉のワンピースに
ピンクのリボンのついた帽子。



未夢は執事に声を掛けられてはっとする。
それだけ、目の前で繰り広げられるタイムアタックに
見入っていたということだろうか?



「お気持ちは分かりますが、そろそろお時間なのでは?」
執事が再び少し遠慮がちに声を掛ける。
「そうね。今から行くわ。
でもお願いだから父さんには内緒にしてね」
「分かっております。行ってらっしゃいませ」
そう言って軽くお辞儀をする。その顔には笑みが
浮かんでいた。




少女は大きなバックを抱えると
MIU RACEINGと書かれたピットに向かって
走り出した。









◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇








未夢は更衣室に入ると、ワンピースを脱ぎ
赤いレオタードに着替える。
頭には同じ色のサンバイザー。
鍔と胸にはMIUという文字が入っている。
胸が少し空いているのも特徴のひとつ。



まさにキャンギャルの典型的なコスチュームと
言ったところだ。



「さてと、急がなきゃ」
そう言って、ピットの中央にある
オーナー席に向かって走っていく。



綺麗な顔立ちと白い肌。
ほっそりとしたボディラインは
会場中に蔓延っている男達の視線を釘付けにする。



本人はそれに気づきもせずに
一点目指して走っていく。





(彷徨、負けないでね)
そう小さく呟きながら。




「未夢、遅いよ。何やってたの?
こんな正念場のときにあんたがいなくて
どうすんだよ。あたしだってタイヤ交換や
整備で忙しいんだ。余計な手間かけせないでよね。」



メカニックチーフの七海が声を掛ける。
目は切れ長で、ショートカットのりりしい女性。


「はいっ」
未夢はタジタジに返事をする。
彼女にはいつも叶わない。



「ほら、これっ。早く声かけてやんな」
無線用のインカムを投げて渡される。
こういう不器用な優しさは、まるで
誰かを思わせる。




「彷徨・・・・」
「はぁはぁ、未・・夢か」
明らかに息が切れている。
そろそろ彼の力も限界に近づいているようだ。


「私ね。信じてるから。
絶対、ノゾムからポールを取って見せて」
「・・・・未夢。分かった。約束するよ
七海さん、タイヤ交換入ります」


「了解!」
七海は待ってましたという勢いで返事をすると
ピットまで走っていく。
未夢もそれに続いた。





彷徨の乗っているマシン、MIU GT 03は
スチューワートをモデルにしたという、白のボディが
特徴的である。未夢はタオルでそのボディを吹きつつ
スポーツタオルで彷徨の頭を拭いてやる。
一瞬、彼の顔が綻ぶ。そして、すぐに真剣な顔に戻る。




「次の一周に賭ける。お前は信じて待ってろ」
「うん」



彷徨はまっすぐな瞳を浮かべながら
ヘルメットを被る。


タイムリミットまであと少し。
ハンドルを握る手が自然と強くなった。









◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇








会場全体にサインが鳴り響く。
そして、同時に順位を伝えるアナウンス。


「ただいまの時刻を持ちまして、予選終了の
時刻となりました。第一位は西遠寺彷徨(MIUレーシング)。
ラップは1分42秒922 第二位はノゾム・デ・フランソワ・・・・」



「彷徨。お疲れ様」
レース終了後、ピットに戻ってきて
ヘルメットを取ったばかりの彷徨に
ドリンクとタオルを手渡す。


ヘルメットを外した彼の素顔は
切れ長で凛々しい。整った顔立ちに
ダークブラウンの瞳が覗かせる。

一見、無愛想にも無表情にも見えるその瞳は
自然とただ一点に注がれている。
目の前にいる、愛しい人に。



「さんきゅ」
思わず、顔が綻ぶ。
こんな瞬間が彼にとって最上の休息だった。
どんなきついレースの後でも、彼女の笑顔は
特効薬になった。




「まぁ、とりあえず暫定ポール、おめでと」
「あぁ。さんきゅ」
そう言ってふっと笑う。



「やっぱり手強い?ノゾムは」
「まぁな」
「いつもごめんな。心配させて」



いつものように交わされる会話。
言葉は短いけれど、
自分を必要としてくれているのが分かる。
それが嬉しくて。


私は彼のためにここにいるんだ。
そう思えるから。


「じゃ、ホテルにでも帰るか」
「うん」
お互いそう言って、手を繋ぎかけたときだった。



彼らの前にひとつの影が立ちふさがった。








◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇








「カナタ、それでこの僕に
勝ったつもりになっているのかい?」
「ノゾム」
彷徨は思わず、鋭い瞳で睨み付ける。



二人の前に立ちはだかったひとつの影は
先程の予選のフロントロー、そして
彷徨と激しくポールポジションを競い合った
ノゾムその人であった。



まるで王子様のように整った高貴な顔立ち
金髪をなびかせつつ、腕を組み
壁に寄りかかっている。
その青い瞳は高い自信とプライドで満ちている。



「フロイライン・未夢。相変わらず、お美しい。
あなたの前にはこの薔薇もくすんでしまいそうだ」




そう言って、未夢の前に一本の赤い薔薇を差し出す。
そして、同時に彷徨の方には挑戦的な瞳を覗かせる。




ノゾムの思惑などみじんも知らない未夢は
頭にはてなマークを浮かべながらも
素直に薔薇を受け取る。


横の彷徨はというと、そんな彼女の様子に
毎回気が気じゃないのだが。



彷徨はそんなノゾムの態度に
不機嫌な表情を浮かべながら
鋭い眼光をむき出しにする。




「何の用だ」
「ふっ。だからさっきも言っただろ。
あれくらいで勝った気になるなと」



ノゾムは思わずため息を付くと
両手を広げてみせる。
明らかに自分を挑発しているとしか
思えなかった。




「そんな事は分かっている。最終的なけりは
明日の決勝でつけるつもりだ」
彷徨は先程の表情を崩さずに強気な答えを返す。




「それは無理だね。君は明日、僕に負けるのだから
君は僕とのテクニックの差を感じ、否応のない劣等感に
苛まれるんだ。そして・・・」
ノゾムはそう言ってニヤリと笑った。


「なんですってえ!彷徨は絶対あなたなんかに負けないんだから」
先程、薔薇を貰ってぼーっとしていた少女とは別の人物が
ここにいた。大きな声で叫びつつ、目の前の美少年を
睨み付けている。



「フロイライン・・・あなたは分かっていない
あなたの隣はこいつではなく、天才的で華麗な僕が相応しい」
ノゾムはそう囁いて、未夢の肩を掴もうとするが
彷徨の手に阻まれる。



「こいつに触るな」
「ふっ。あくまで君もそう出るんだね」
「当たり前だ」



そう言って、お互い睨み合う。
無言の対決は暫く続いた。




一方、未夢はそんなふたりの様子の意味が分からず
顔をきょろきょろとさせながら
その様子を固唾を呑んで見守っていた。




「なら決着をつけよう」
「決着だと?」
「そうだ、明日の決勝。
勝った方がフロイラインのフィアンセになる」
「何だと?」
彷徨の表情がさらに強ばる。




「ちょっと!そんなこと勝手に決めないでよ
私が好きなのは、彷徨だけ。結婚したいのも
彷徨だけなんだから」
未夢もさすがに怒ったのか、大声を出して
今にも掴みかかろうという様相である。




「あなたもそのうち分かりますよ。フロイライン
その男と僕。どっちが魅力的かね」
そう言って、彷徨に鋭い眼光を浴びせる。




「分かった。明日の決勝。絶対お前に勝つ」
「その言葉、忘れるなよ。それではフロイライン
失礼しますよ」



ノゾムはふっと笑うと、その場を立ち去る。
未夢の手には再び薔薇が握られていた。



が、フラッシュの光る音に
気が付くモノは誰一人としていなかった。



「ふふ、いいネタもらっちゃったぁ」
そこでは月刊ムーブのカメラマン
アヤ=スタンフォードが不敵な笑みを浮かべていた。









◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇









彷徨はホテルまでの道を車で走っていた。



外はすでに夜。
月が辺りを明るく照らしている。



助手席には顔を真っ赤にさせて
先程から黙ったままの未夢が
座っている。



聞こえてくるのは
ゴーというエンジンの音と
それを切る風の音のみ。



(何だか気まずいな・・・)
そう思ったが、無理もなかった。
先程の爆弾発言を考えれば。
同時に、未夢の気持ちも考えず
あんな約束をしてしまった自分に
後悔していた。



しばらく沈黙が続いたが
何かを決心するように車を止めた。



「あのさ、さっきは・・・そのごめんな
///俺・・・ついムキになっちまって」


未夢は暫く黙っていたが、静かに口を開く。
「・・・ううん。彷徨が悪いんじゃないよ」
「そっか」



(そんな簡単に肯定されてもな・・・)
彷徨は思わずため息をついた。



「でもね・・・///嬉しかったよ。
彷徨が私を守るための言葉だとしても」
未夢は嬉しいような淋しいような
少し複雑な表情を浮かべる。



「違う」
「何が?」


(はぁ〜)


未夢は相変わらずぽかんとしている。
そんな様子に、彷徨は先程よりも深いため息を付く。



「何が違うの?」
未夢は首を傾げると彷徨の顔を覗き込む。
そんな姿を可愛いと思いながらも
コホンと咳払いをする。



「俺は本気だけど。お前は違うの?」
「え?////」
彷徨はいつになく真剣な表情で
未夢を見つめた。



再び沈黙。気まずさから思わず頬を掻いた。
そして、耐えきれずに口を開く。



「俺は、お前の返事が聞きたいんだけどな」
「へ・・・返事ってさっきの・・・だよね?」
「それ以外に何があるんだよ?」
そう言うと、未夢は赤くなって俯いてしまった。
しばらくして、言葉を続ける。



「その・・・私達ってさ。二つ違いの幼なじみで、
つきあって随分になるけどそう言うことは
まだ少し先だと思ってたし、彷徨って
そう言うこと、ストレートに表すタイプ
じゃなかったし。びっくりしちゃって」



言い終わると顔を赤くして、えへへと笑う。
未夢のこんな仕草まで可愛いと思う。



(・・・俺って重症だよな)



「これ」
彷徨はそう思いながらポケットから
白い四角い箱を取り出す。



「彷徨・・・」
「開けて見ろよ」
「う・・・うん」



未夢は彷徨の真剣な表情に促されて箱を開く。
白い箱の中には少し大きめのダイヤモンドが光り輝いていた。
未夢は思わぬプレゼントにしばらく見入っていた。



「・・・綺麗。ありがと彷徨」
そう感嘆の声を上げるとふんわり笑う。



そんな表情を見ると、
心の奥底が満たされた気持ちになる。
こいつに会えてよかった。
そう思えるくらいに。



「はめて見ろよ」
「彷徨がはめてくれる?」
「あぁ」



左手の薬指にはめられた指輪は
月の光に反射して、一層光り輝いた。




「ねえ、明日の決勝。絶対勝ってね。
私、信じてるから」
「あぁ、絶対勝つよ」



そう言って、お互いの顔が近づく。
未夢の瞳が静かに閉じられた。




月の光が、幸せに浸るふたりを
優しく照らしていた。










◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇









フォーミュラーワン、世界グランプリ
第六戦・カナダ決勝


それぞれの想いがぶつかるスタートが
刻一刻と近づいてくる。


今日の決勝は、彷徨とノゾムの対決に
一層、注目が集まっていた。


何せ、昨日の様子がまるまる
翌日の新聞記事に出てしまったのだ。



”天才ドライバーがMIUレーシング
社長令嬢を巡って対決!”


おかげで社長の優からは大目玉
母親の未来は大いに盛り上がっていたが。



まさかあそこにカメラマンがいたなんて
思いもしなかっただろう。
会話も一通り、ボイスレコーダーに
録音されていた。



(ふぅ・・・)



彷徨は思わずため息をついた。
自分の一言がここまで大事になるとは
思いもしなかったのだ。


彼を応援する声には
軽い冷やかしも混じっている。



そして、首にかけられている
バンダナをギュッと握りしめた。
これは昨日、あれから未夢にプレゼント
されたものだった。



ふと斜め横のノゾムを見ると
高そうな食器でお茶を楽しんでいる。
何とも余裕だ。



やがて、レース開始のサイレンが鳴り
マシンがスターティンググリッドに着く。
プルンブルンというエンジン音が辺りに鳴り響く。
デットが灯る。ランプがオールグリーン。



「ノゾム、お前にだけは絶対勝つ」
「カナタ、君にだけは負けないよ」



マシンは、最初のロードを抜けると
一斉にスタートした。
栄光のチェッカーを目指して。




(未夢・・・)
(フロイライン)
(彷徨)




それぞれの想いを胸に秘めながら。



しかし、レース開始直後
ノゾムは突然ピットインをする。
そして、一輪の薔薇を振りかざしてこう言った。



「フロイライン・未夢。僕は君が好きだ。
そして、奇跡を起こすのはこの僕だ」
言い終わると、薔薇を未夢の手に向かって投げた。




「僕は絶対やつには負けない」




そう言い残して去っていく。
一瞬のことに、辺りは騒然としていた。
未夢はその薔薇を見つめて呆然とするしかなかった。








◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇









レースは全体が氷で覆われている、
アイシングコースを12周する。
北の国、カナダならではのレースだ。



現在は五周目に差し掛かったところ。
トップは彷徨。ノゾムは余裕の追い上げを見せ
現在、五位。



スリップストリームにつき、
有利なレース展開を狙っていた。




未夢はその様子を見守ることしか出来ない自分が
もどかしかった。しかし、信じて待つと約束した。
今までしていたように。




そのとき、インカムの向こうから彷徨の声が聞こえてくる。
「未夢、タイヤ交換だ。七海さんに伝えてくれ」
「了解」



ここに来て、MIU GT 03のタイヤは限界を迎えていた。
彷徨はコースを外れるとピットに入る。
トップを争っていた彼のピットインに
ギャラリーはどよめいた。



ピットに彷徨のマシンが入ってくる。
未夢は現在の状況を細かく説明する。


「現在、トップはノゾム。30秒差」
「了解」


「彷徨・・・絶対勝ってね」
未夢の薬指が太陽の光に反射されて光る。


まるで、彷徨の胸に伝わるように。



「未夢、絶対勝つよ」
レバーを引く手が、一層強くなった。








◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇








レースは十一周目。彷徨はピットインにより、
順位を六位まで落としていたが、必死の追い上げで
二位まで回復した。そして、まもなくトップを走る
ノゾムの姿を捕らえようとしていた。


すぐにスリップストリームにつき
ノゾムのマシンをぴったりマークする。



勝負の行方は最終十二週目に持ち越されることとなった。
一進一退の攻防が続く。


インカムから、未夢の声が聞こえてくる。


「彷徨・・・あきらめないで。奇跡を起こしてくれるって
信じてるから」




(このままでは負ける。抜くチャンスは第一コーナーしかない)
彷徨はそんなことを思いながら、ブーストのレバーを引いた。


「いくぞ」
「なにっ!」



そして、第一コーナー。
ブーストを全開にして、コーナー旋回後に出来た
一瞬の隙間に突っ込んだ。



「くそっ・・・うわぁぁぁ・・・」
ノゾムのマシンは接触し、コースアウト。
レース終了直前でのリタイヤとなった。



この時点で勝負の決着が付いた。



「僕は、負けたのか?」
マシンから降りたノゾムは呆然と立ち尽くす。
その表情は普段の自信に満ちたモノとは違っていた。


しかし、どこか満足そうだった。






まもなく、ゴールに到着する。
一位はプレッシャーを諸戸もせず、
今期四度目の優勝を飾った西遠寺彷徨。


そして、チェッカーフラッグが振られる。
彼はそれに答えるように、手を大きく掲げた。



マシンから見た、彼の笑顔は
未夢の胸に深く焼き付いていた。






◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇







-夜




未夢と彷徨は久しぶりのデートに繰り出していた。
海岸に行って、海を眺めたり、食事に行って
窓から見える夜景を楽しんだり。



すべてが、夢のような時間。
先程までが戦いだったなんて思いもしないほど。




「・・・今日は・・・ありがと」
「あ・・ああ」
「私のための勝利だって、うぬぼれても良い?」
「ああ」




真剣な表情。ふと見つめ合う。
顔が近づき、お互いの唇が重なる。




-長めのキス





「あのさ」
「なあに?」
「今季のレースが終わったら・・・」
「終わったら?」




(結婚しよう)
(うん)





”天才ドライバーとMIUレーシング社長令嬢婚約!!”
のニュースが踊ったのは翌日のこと・・・。
アヤ=スタンフォードは特ダネを掴んで
金一封を獲得したというのはこれまた別の話。






THE END







◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇








こんにちは〜流那です。
ここ最近、順調にアップ出来てる自分に
驚いていたり。




というわけで、書き始めてみました。
ヒーローかなたん。ちっともヒーローっぽく
ないような気がしますが(笑)。



元ネタは、ピンと来た方もいらっしゃるでしょうが
12年も前に放映されていた、「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」
の「33話 奇跡の第八戦 大波の死闘」からです。


このお話で、主人公のハヤトがライバルのランドル様と
ヒロインのあすかを巡って対決するのですが
このハヤトとランドルのなんだかんだ言いつつも
友達という関係が彷徨と望にそっくりなんです。


それで、試しに今回パロってみました。
いかがかしら(爆)。キスだと少し子供っぽいので
プロポーズにしてみました。少し大人という設定ですし。


緋雨しゃん、加賀さんが
出せずにすみません。私の力不足です〜



というわけで、これをヒーローかなたんを
リクして下さった皆しゃんに捧げます(ぺこり)。




BGM: Nostalgic Lover  song by 林原めぐみ




'03 8.29 流那








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