作:水上うらら
はぁ〜・・・
なんでおれがぁ・・・
日曜まで学校行かなきゃなんねーんだよ・・・
来週の火曜に『新入生歓迎会』とかゆーのがある。
だからって・・・
・・・会場の設計、まかされたり。
・・・司会の原稿、考えたり。
新一年の教室の掃除させられたりしなきゃいけねぇんだぁ〜っ!
だけど、
ことわるのも、なんだか気が引けるし。
あー・・・もー・・・
「ただいまぁー・・・」
・・・・・・・・・あぁ、そっか。
ルゥとワンニャーは買い物だっけ。
当番だって言ってたし。
じゃぁ・・・・・・
未夢は?
ふと思いつき居間へと急ぐ。
別に、根拠なんかないけど。
なんとなく・・・そこにいる気がして。
・・・いた。
机の所で座って寝てる。
バカだなぁ・・・こんな所で寝たら、風邪ひくじゃん・・・。
そっと未夢の肩にブランケットをかける。
いいよなぁー・・・こいつ。毎日暇そうで。
・・・なんてなっ
未夢の隣に座る。
「う・・・・・・ん〜」
「未夢?」
起こしてしまったかと思い、そっと顔を覗き込む。
・・・寝ていた。
なんだ、寝言か・・・
思わず笑い、自分の顔をあげようとした。
「ん〜〜・・・かなたぁ・・・」
「えっ・・・」
どきん。
思わず声を出してしまった。
今・・・おれの名前、呼んだよな?
どうして?
なんで?
どんな夢・・・見てんだよ・・・っ
「ふぁぁ〜っ、こんな所で寝ちゃったよぉ〜」
未夢が目を覚ました。
「み・・・ゆ・・・」
「おはよぉ〜・・・あ、おかえりぃ〜」
まだ眠そうな声、とか。
とろんってした瞳、とか。
そんな所もかわいい・・・なんて
おれ、重症かもしれない・・・な・・・っ
・・・そんな、ことよりも。
すっごぉ―く 未夢が何の夢見たか気になるんですけどッ!
「・・・っなぁ・・・未夢・・・」
はっ
言ってから気付く。
何でこんな事聞いてんだよぉ・・・
どーしよー・・・
「なぁにぃ?」
「いや・・・その・・・」
「な〜ぁにぃぃ??」
「・・・」
言える訳・・・ないじゃんか・・・。
おれのばかぁ―ッッ!!
「あ、そいえばね、わたしさっきルゥくんと-ワンニャーと-彷徨と一緒に
かぼちゃプリン作って食べた夢見たんだよぉ〜♪」
がくっ
なんだよ。。。
期待して損した。
「おいしかったよぉ〜♪・・・なにさぁ・・・呆れてますなぁっ?!」
「呆れてねーよっ」
ぷぅっとふくれる未夢。・・・そんな事未夢を宥める。
そっかぁ・・・
夢で出てきたの・・・おれだけじゃなかったのか・・・
でも、まぁ、いっか。
この笑顔がずっと隣にあるのなら。
おまえに大切なひとができるまでは・・・
おれが『特別』になれたらいいけど・・・
でも、違っても
それまでは・・・その笑顔を隣で見ていていいですか?
おれの大事なお姫様。
誰よりも、大好きな、君だから・・・。
うわぁー・・・
これ、このお話は・・・学校の授業中、頑張って考えました・笑
だからバカなんですよね・・・
えっと、わたしの下手な作品をみて下さってる500人以上の方たち。。。
Web拍手をくださった方、どうもありがとうございます〜。
これからも、どぞよろしくです☆
水上うららでした〜ぁ