作:水上うらら
ふと 横を見たら
寂しそうに 月を見てる あなたがいた。
そうよ わたしも
キラリ 輝く 月のおむかえが
いつ来るかな・・・って・・・
あなたも そうなの?
わたしと・・・同じ事 考えてるの・・・?
「ふぃ〜っ、い〜ぃお湯でしたなぁ〜・・・」
お風呂上り。
西遠寺の廊下をぺたぺた歩いてたら・・・
彷徨が縁側で月を見ていた。
―・・・わたしだって・・・そこまでバカじゃない。
彷徨が ただ月をぼぉ〜っと見てる訳じゃないって・・・わかってるもん。
・・・かなた
・・・・・・やっぱり彷徨も寂しいの?
お別れの日。
みんなが・・・バラバラになっちゃう日。
「未夢?・・・どうしたんだ?」
びくっ!
わたしは、はっと我にかえる。
「あは、あはははぁ〜・・・彷徨さんこそ、こんな夜に何してんのさぁ〜っ」
「月・・・見てたんだ。」
・・・彷徨のばか。
それだけじゃ、ないでしょ?
脳裏によぎった言葉を、ふっ と振り払う。
「・・・か、彷徨っ!ちょっとここで・・・待ってて!」
出来るだけ・・・明るい声にした・・・つもりなんだよ?
だけど・・・やっぱり少し、震えてたかなぁ・・・
わたしは、二人分のコーヒーを作り、彷徨の所へ持っていく。
「はぃ!彷徨。」
「さんきゅっ・・・」
ごくん。
彷徨は、一口コーヒーを飲むと・・・
・・ゆっくり、ゆっくり話し始めた。
「・・・月の大きい・・・満月の日って、さ・・・忘れようとしても思い出しちゃうんだ・・・」
「・・・ん」
ごめんね、彷徨・・・。
それ以上の返事、思いつかなかったの。
「いつか・・・いつかはあいつらと・・・・未夢とも・・・別れなきゃいけない日が来る、って・・」
・・・もう続けないで・・・聞きたくないよ・・・っ
「やっぱ、変かもな・・・オレ・・・っ・・・未夢!?」
バシャンッッ!
わたしはコップを落としていた。
「うわっ!未夢!?だ、大丈夫かっ!?」
温かいものが頬の上をすべりおちて行く。
「ごめっ・・・ごめん、未夢っ」
わたしね、この時泣いてる・・・って気付かなかった。
「かなた・・・」
「ごめんっ・・・泣かすつもりじゃ・・・え、えと・・・」
そんなに心配しなくても・・・大丈夫だよっ
あたしも泣いちゃってごめんね・・・
心の中で彷徨に伝えてみる。
彷徨に笑いかける。
目が合った。
わたしの瞳が彷徨の瞳と重なる。
・・・離れない・・・っ
「みーゆさぁん♪かっなたさぁぁ〜ん♪
こーんな月のおっきい日はぁ♪
おっ月見♪ おっ月見♪ みたらしぃだぁんごぉ〜〜(>∀<*)
・・・って、お二人ともぉ、何してるんですかぁ〜?」
ぱっと目を離す。
「「な、何もしてないッ!!」」
月のおむかえ。
いつかはわからないけど・・・
もう少し みんなと 一緒にいさせて・・・
大好きな仲間たちと
当たり前な こんな時間を
過ごしていたいから―・・・
水上うららです。
学校が早く終わったので、書いてみましたっ
なんかいまいち書きたい事がすんなり書けてないなぁ・・・?
月のおむかえ・・・ってゆーのは、『ルゥ君の救助船』と『未夢の両親』ってとこです。
こんな変な文を読んでくれてるみなさん!!
ど-も ありがとございます♪
これからも下手なりに頑張って行きます★
でゎ、また。