作:水上うらら
ねぇ
わたし
あなたがちょっといないだけで
すっごく ・・・すっごく寂しくなるの
どうして?
どうしてこんなに気になるの?
「未夢さぁーんっ、彷徨さんまだ熱あるんで今日休みです〜っ」
2日前。
どっからうつされたのか・・・彷徨は風邪をひいた。
今はまだ寝てる。
もぅ7時48分。
行かなきゃ。・・・遅刻しちゃうよね。
「行ってきまぁ〜す・・・」
ぼーっとしながら、わたしはいつもの道を歩く。
彷徨がいないと・・・寂しいなぁ・・・
ただ風邪ひいてるだけなのに。
「ひゃぁっ!!」
目の前に電柱。
あと少しでぶつかる所だった・・・
彷徨・・・かなたぁ・・・
もぉやだぁっ
はぁ・・・
ため息。
学校の門に、わたしは入ろうとした。
「未夢っ!!」
「えっ・・・」
聞き慣れた声。
いつも隣で聞いている声。
振り向くと・・・
制服を着て、息を切らした彷徨が・・・
立っていた。そこに。
――つ、ついに・・・幻がぁ・・・?
でも、近付いたら やっぱりホンモノだった。
なんで?
どうして?
どうしてここにいるの?
「未夢・・・よかったぁ・・・」
彷徨がにこっ、て笑う。
「・・・よかったぁ じゃないでしょ!ばかぁっ!」
「み・・・み、ゆ・・・?」
「風邪ひどくなったらどうすんのよぉっ!」
「・・・ぅ・・・んっ」
「えっ・・・かなた・・・?」
荒い息。
倒れる、彷徨。
「ちょっ、かなたっ、かなたぁ!!」
保健室。
先生は出張みたい・・・、いなかった。
彷徨の額にそっと濡らしたタオルをかける。
「ん・・・?」
彷徨が目を覚ました。
「ぅ・・・保健室?」
「よかったぁ・・・・・・」
「未夢・・・」
わたしの目から堪えていた涙が溢れ出る。
思わず彷徨を抱き締める。
「・・・っばかぁ!・・・なんで大人しく寝てなかったのよぉ!」
「・・・・・・だって目覚めたらおまえがいなくて・・・寂しくって・・・
気が付いたら制服着て、家、飛び出してたんだ・・・。心配かけてごめん・・・」
彷徨はわたしを抱き返してくれた。
いつもは静か過ぎる保健室。
いまはとっても心地よかった。
彷徨も・・・?
おんなじ事、考えてくれてたの・・・?
・・・だいすき
だいすき、なんだからぁ・・・っ
がくっ
「えっ?」
急に彷徨の手が緩んだ。
「う・・・・・・ん・・・」
また寝ちゃったの・・・?
「ばか・・・。」
こんな時に、こんな事考えるの
・・・変かもしれないけど
彷徨の寝顔、かわいかった。
・・・なんてねっ
早くよくなってねっ・・・
心の中でそう呟き
わたしは彷徨のふとんを
きれいにかけなおすの。
どぅでしたか・・・?(びくびく
第2作目です。。。
一日で2個書いてしまったぁ〜ぁ
やっぱ日本語変ですね(泣
はぃ。わかっております。
・・・バカ丸出し?
うわぁーんっ、気を付けます〜っ
・・・それでゎ。また、いつか。