作:山稜
拍手ありがとうございますm(v_v)m
せっかく拍手をいただきましたので、お礼がわりと言っちゃなんですが
「山稜だぁのウラ設定」
というのをご覧いただこうかなと(^^;
ぜんぶ、山稜の勝手設定ですんで、お叱りのないよう(汗)
また勝手に使っていただいて結構ですが、それで苦情が出ても…おこらないでね(^^;
今回は「平尾町」編☆
○「平尾町」
原作コミックスに「平尾町」という地名は一切でてきませんので、山稜だぁでもこの名前は使わないことにしていますが、舞台になっているのは平尾町。「〜町」と呼んでいるのに、中学は「市立」ですが、これは現在は「
平尾町は戦後すぐは全部農村だったのですが、高度成長期にベッドタウン化が進みました。そこで近隣の「
…読めないって声があったんでルビふってみました(^^;
平尾町という地名は、「平尾山」という小高い山がもとになっています。今でこそ平尾山という字が当てられていますが、その昔は「兵負山」と書きました。
土地の昔話。
源平の合戦に敗れた落武者が山に入ったが、追っ手を振り払い切れず潜んでいました。追っ手が思い余って山に火を放ったところ、山に花を摘みに来た娘が巻き添えになってしまいます。
逃げる途中の娘が見たものは、傷ついた落武者。自分さえ来なければと言う彼をほうっておけず、娘は渾身の力で背負い、川沿いに逃げおおせます。追っ手は自ら放った火に巻かれてしまいます。
安心した娘は落武者を自宅に迎えようとしますが、彼は自分のために山の命が犠牲になったことを悔やみ出家。その仏加持力で、娘の家は町一番の長者になった…とあるようです。
平尾町には駅が2つあります。ひとつは帝急線平尾町駅、もうひとつはジェイサール線平尾町駅。帝急線の平尾町駅はわりと普通の都会の駅ですが、ジェイサール線のはひなびた駅です。この2駅は少し離れていて、その間約1キロの沿道が商店街。
ただ、ヘイオデパート・オマチデパートという大型店舗はどちらも帝急線のすぐそばにあり、その分ジェイサール線に近くなるとさびれた感じがしてきます。三太がよく行く中古レコード店は、ジェイサール線寄りのところにあります。ワックドナルドは比較的帝急線寄り。ワックとレコード屋のちょうど中間あたりには、あまり目立ちませんが古着屋さんがあります。
未夢がバイトする喫茶店は、いちばんジェイサール線寄りの角から二つ目をほんの少し入ったところ…で、いいよね?(^^;
拍手ありがとうございますm(v_v)m
せっかく拍手をいただきましたので、お礼がわりと言っちゃなんですが、好評だったのに気をよくして調子に乗って
「山稜だぁのウラ設定」
というのをご覧いただこうかなと(^^;
ぜんぶ、山稜の勝手設定ですんで、お叱りのないよう(汗)
また勝手に使っていただいて結構ですが、それで苦情が出ても…おこらないでね(^^;
今回は「話し言葉」編☆
実は、キャラごとに話し方の基準も設定しています(^^;
○例:「話、きーてる?」にどう応えるか
ヘンな見出しですが、例えば
「話、きーてる?」
「きーてるよ」
「ホントにきーてる?」
「きーてるってば」
「ホントに?」
というセリフの応酬があったあと、ベタに行くと
「きーてるって言ってるじゃないか、うるさいな」
と展開するのが定石ですが(^^;、これをどう言うか…のパターンが、キャラによっていろいろあるわけです。
未夢:
「きーてるって言ってるでしょっ、うるさいわねぇっ」
彷徨:
「きーてるって言ってんじゃんっ、うっせーなっ」
クリス:
「きーてますわっ、なんどもおっしゃらなくてもっ」
三太:
「きーてるって言ってんじゃんっ、うるせーなぁっ」
望:
「きーてるって言ってるじゃないかっ、うるさいなぁっ」
ももか:
「きーてるっていってるでちょっ、うるちゃいわねぇっ」
クリスだけどうしても特殊になりますが(暴走しない限り「うるさい」とは言わない(A^^;)、共通しているのは語尾に必ず「っ」が付いてくること。原作のセリフを見ていると必ずそうなんですが、これで元気のいい躍動感が生まれてくるようです。
○「平尾町弁」?
彷徨と三太の言葉はよく似ています。さきに挙げた6人で、この2人だけは小さいころから現在まで、ずっと平尾町に住んでいます。おそらく土地の人はこんなしゃべり方なんでしょう(クリスはお嬢様言葉ですし、ももかもそのうちにはそういう教育がされるんじゃないかと思います)。
共通する一番の特徴は「じゃん」。もとは横浜〜品川あたりの言葉でしょうが、いまでは関東一円で使われていますね(…もっとも、最近の子は言わなくなってきた傾向もあります)。よそ様のサイトでななみを書くときや、場合によって綾などを書くときも、基本的に同じ要領です。
○未夢は転校生。
そんなタイトルのBGMがありますが、未夢はもともと平尾町の人間じゃありません。ここに来る前は、光月夫妻の仕事の関係上、茨城あたりに住んでいたんじゃないかと思います。そのせいか、話し方も少しちがいます。「〜じゃん」は使いません。他の地元女の子キャラが「あたし」なのに対して、常に「わたし」です。
○「おまっ」「おまえ」「アンタ」
彷徨は結構、ぞんざいな話ぶりにしています。ただこれはもとからこうだったわけではないらしく、母の生きていたころはもっとかわいらしい話し方だったようですから、未夢に対してはときどきポロっと、という感じで。
あわてているときの「え」が抜けた「おまっ」はお約束。ただ、多用はしないこと。特にあわてている必要のないシーンでは「おまえ」です。要注意人物にも「おまえ」ですが、「おまえ」と呼ぶとあんまりエラそうだったり、そんなに気安くない相手には「アンタ」になります。カタカナで、ね。
○「レィディたちっ、元気かぁ〜いっ!」は×
望は「XXかい?」「XXだい?」が一番特徴の出るところでしょう。叫ぶときは「XXか〜いっ!」ですが、「XXかぁ〜いっ!」までやってしまうと「三太が望のマネをして笑いをとっている図」になります(笑)
望も未夢と同じように転校生ですから、やはり「じゃん」を使うことはありません。山稜だぁでは、土地になじむよりもむしろクリスとの交際で、キザな口調に拍車がかかっているフシがあります(A^^;
三太は「〜なぁっ」「〜よぉっ」とちょっと語尾が間延びします。小さい「ぁ」「ぉ」の利用率が一番高い(^^;
※ちなみに「〜なのにぃっ」「〜だよねぇっ」だと未宇になりますので注意
先述の「〜じゃん」も、「〜じゃないか」の意味で「〜じゃんか」と言う言い方は、三太しかしません。彷徨の場合は「〜じゃねーか」となります。三太の場合でも「〜じゃんかよぉっ」という用法のときに、ほぼ限られます。
○クリスが気を許すとき
クリスの口調はもう言うまでもありません、いかにもお嬢様的な話し言葉です。本当にこんなしゃべり方をするお嬢様がいるのかどうかは、わたしはそういう環境の人と交流がないので知りませんが(汗)、そのクリスでも「です、ます」調(敬体といいますね)をふと外してしまうときがあります。「しりませんわっ」と言うべきところを「しらないっ」とすねてみるとか。めったに使いませんが、未夢に対してごくごくまれに、望に対してはたまにそういうセリフを作る機会があります。それだけ、気を許しているということで。
○ルゥはまともにしゃべらない
あくまで「赤ちゃんの」ルゥの話ですが、まだゼロ歳児ですからまともにしゃべれません。「パンパッ」「マンマッ」とか原作で「く〜まちゃっ」とかアニメで「もんも〜っ」とか言っているのは「オット星人だからできるかもしれないこと」なんであって、地球人のゼロ歳児だったら奇跡です。話すことに関連する筋肉と神経が未発達ですからね(^^;
そのあたりも考慮に入れて、ルゥは「あまりはっきりした言葉はしゃべれない」という解釈をしています。ワンニャーを呼ぶときは「あ〜んにゃっ」。自分の事情をあれこれと表現できるほど、言語体系は発達できてませんから、そのあたりは「あー」とか「うー」とか「ちゃーっ」とか。それでも親にはわかるんです。ハイ。
アフター新だぁの場合では、成長したルゥの口調は未夢に似た感じです。と言っても、オット星では地球人の言語、特に日本語についてのデータは十分ではないようで、自動翻訳装置がときどき誤訳をすることはあります。一人称は「ぼく」が基本ですが、感情がたかぶると「おれ」になったりします。これについては、未宇から指摘があって…という話のアイデアを用意しています。
拍手ありがとうございますm(v_v)m
せっかく拍手をいただきましたので、お礼がわりと言っちゃなんですが
「山稜だぁのウラ設定」
というのをご覧いただこうかなと(^^;
ぜんぶ、山稜の勝手設定ですんで、お叱りのないよう(汗)
また勝手に使っていただいて結構ですが、それで苦情が出ても…おこらないでね(^^;
今回は「オット星」編☆
かなりSF的なので、頭かかえちゃったらごめんなさい(汗)
○惑星としてのオット星
ほぼ地球と同じ大きさ、大気の組成もほぼ同じ。ルゥとワンニャーが地球に飛ばされてきても、あまり不都合がなかったことから考えて、1日の長さもほぼ同じ、ですが、時刻の数え方だけはちょっとちがうようです。約30分を1時間と数えて、1日に50時がキホンです。だから「30時出発」というと、地球の感覚で言えば「お昼すぎに出るよ」って感じでしょうか。
地軸は傾きが少なく(2度前後)、四季はあまり感じられません。過ごしやすい中緯度地帯に、人口は集中しています。
○社会的にみたオット星
星全体の人口は1億4000万人ほど。地球ほどの大きさの星に、日本ほどの人口しかありません。というのも、オット星には陸地が極端に少ないからです。海面のところどころに突き出した小島に、建材で作った人工島をつないで都市を作るので、建物は高層になる傾向にあります。
自然の動植物はあまりないので、食品は一般に合成されたものです。リプリケーターと呼ばれるコンピュータシステムに音声入力すると、調理済みの食品データから分子を再構成して料理を合成し、注文者に引き渡す仕組みが浸透しています。
勘のいい方はここまででお気づきかもしれません、実はオット星人といわれている人々は、もともとこの星の住人ではありませんでした。300年ほど前、文明を謳歌しながら環境を破壊し、戦争で決定的に住めなくなってしまった母星から脱出、移民することを提唱したオット・ドーツコイの許に集まった人々が見つけた星が現在の星。彼の名にちなんでオット星と呼ばれています。
また、彼らの移民船団に途中で合流した種族が数種あり、オット星に入植当時からいた種族を特に「非人間タイプ」と呼んでいます。ワンニャー一族のようなシッターペット族も、その一部。恒星爆発で母星が住めなくなった種族の生き残りです。
歴史的な経緯がこんな様子なので、他の惑星からの移民は積極的に受け入れる方針ですが、一部の都市では治安が悪化する傾向もあり、方針を見直す動きもあります。
都市は大小あわせて100あまり。それぞれが自治を行っていますが、星全体として国家を形作っていて、最高評議会議員や大統領の選挙は住民の直接普通選挙が行われます。
人口の内訳は、人間タイプ50%、非人間タイプ30%、移民永住者19%、アンドロイド1%弱。人間タイプが多勢を占めていますが、近年は少子化の影響で人間タイプの割合も減ることが懸念されています。
アンドロイド族は旧文明の遺産で、1万体ほどしかいません。最終戦争の切り札、人体に代わる究極の兵隊として製造されたものの、その設計情報がうしなわれてしまったために再生産ができないからです。体の構造は解明されていて、修復や交換はできますが、脳に当たる中央処理システム(プロセッサ)が解明されていないため、複製が作れないのが現状です。また、プロセッサを体から切り離すと記憶は失ってしまうので、まったく新しい体に以前の記憶を引き継ぐことは不可能とされています。
模造品の知能の低いものは多種存在しますが、それらは「ロボット」と言われ、半ば軽蔑的に区別されています。
○名前の構造
日本人は一般的に姓+名という名前の持ち方をします。姓という言葉をファミリーネームと英訳するように、これは家族の一員であることを強調した名前の構造です。
それに対して、地球でもイスラム圏の人々は、個人名+父称という名前の構造です。だれだれの子供であるところのだれだれ、という形。
オット星人(人間タイプ)の名前も、個人名+父称という構造です。ルゥは「ルゥキフェア・アーケンジ」というのがフルネームですが、ルゥのパパは「アーケンズ・ヤエーリ」です。男の子はパパの個人名の最後に「i」をつけて父称にし、女の子はママの個人名の最後に「o」をつけて母称にします。ルゥに男の子ができたら「〜・ルゥキフェリ」という名前になるでしょう。
ややこしいので、ふつうに活動するとき、ちゃんとした名前を使うことはめったにありません。短称という、個人名の部分を短縮したもの…結局は愛称なんですが…を、学校でも職場でも使います。ルゥがルゥでどこでも通じるのはこのため。宇宙警備局からも「ルゥ警部補」「ラン主任」と、ふつうに呼ばれます。ルゥのパパは「アーク」と呼ばれています。
非人間タイプでは、名前のつけ方は種族によって個性があります。シッターペット族は特に父称や姓のようなものはなく、みんな名前の末尾が「ニャー」で終わることになっています。その名前も世襲制で、親がなくなると親の名前を継ぎます。この種族は出生率が高いのですが、幼児の死亡率も高い(7割強が10歳までに死亡するが理由は詳しく分かっていない)ため、こういう名前の構造でも混乱は少ないようです。
アンドロイド族は、プロセッサ名+体のモデルナンバーです。アンF-90の場合は、アンがプロセッサ名で、体のモデルナンバーがF-90(女性形の90型モデル)というわけです。
○惑星連合協定と宇宙警察、宇宙警備局
オット星は惑星連合協定に参加しています。通商のあるシャラク星も、協定国の一員です。「買い出し星」や、あの「じょ星」も協定に参加しています。
協定国間では共通通信手順が定められており、航行安全情報や遭難者の救助などに関する情報が共同利用されています。
惑星連合協定の重要な役割のひとつに、宇宙警察があります。正式には「惑星連合協定に基づく宇宙犯罪の防止と捜査の協力機構」といいますが、だれもそんな長ったらしい名前を呼びません(^^; 一般に「宇宙警察」で通じるようです。ただし内容的には各国各星の警察機構・治安維持組織の集合体なので、必ずしも統制が取れているわけではありませんし、星間紛争や内紛に対してはまったく無力です。人材の交流はあるようですが…。
オット星では宇宙警察には宇宙警備局が参加しています。なかでも他の星の警察と協力して、犯罪捜査・治安維持に当たるのは主に「保安本部」の仕事。ここの刑事たちは、宇宙警察で開発された自分用のコンバットスーツが支給されています。ほかにもオット星人の遭難者の救助活動は保安部の仕事です。
宇宙警備局には他にも、
・オット星に出入りする船舶の管理、航行経路の安全維持、検疫、密輸などの検査、難民・移民の送還措置もしくは永住手配をする「運輸航行本部」
・航路・航法や開発機材、未知の種族とのコミュニケーション技術を研究開発する「技術研究本部」
・すでに安定した資源惑星・衛星の開発や比較的近隣の宇宙域を探査する「資源開発本部」
・辺境とされる宇宙域を探査する「深宇宙探査本部」
があります。オット星では、地球やシャラク星を含むこの銀河は第9方面と分類され、探査研究は比較的進んでいます。が、地球自体はその存在があまり重要視されなかったため、さほど研究はされていません。
ルゥはアカデミー卒業後、宇宙警備局へ。深宇宙探査本部を志望し、訓練をへて第9方面の調査に当たる「特務部隊第9班」に配属されました。特務部隊というのは「未発達の文明をバレないように調査する」部隊。原則として1つの惑星には1名しか行けませんが、私的エージェントとして1名を同行できます。これにはワンニャーを同行させているルゥですが…さて、どんな事件が待ち受けているのやら☆